そこのみにて光輝く

北海道函館市・北斗市

作品概要

©2014 佐藤泰志/「そこのみにて光輝く」製作委員会

『海炭市叙景』に続く、佐藤泰志の最高傑作の映画化。
函館の短い夏を舞台に紡ぎ出す、運命の出逢いと家族の物語。
いまから23年前、何度も芥川賞候補に挙げられながらも賞に恵まれず、今の日本を予期していたような作品群を遺し、41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志。
短い函館の夏を舞台に、生きる目的を見失った男と愛を諦めた女との出会い、そして底辺で生きる 家族を慈しむような眼差しで描き、第2回三島由起夫賞の候補となった作家唯一の 長編小説にして最高傑作と言われる「そこのみにて光輝く」が、発刊から24年を経て待望の映画化。

2014年4月19日公開
上映館案内
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ストーリー

北の町。愛を求める人々のひたむきな生。
引き寄せ合う魂の邂逅 ある出来事がきっかけに仕事を辞め、目的もなく毎日を過ごしていた佐藤達夫は、ある日パチンコ屋で使い捨てライターをあげたことをきっかけに、粗暴だが人なつこい青年・大城拓児と知り合う。
拓児に誘われるままについていくと、そこは取り残されたように存在している一軒のバラックだった。
そこで達夫は拓児の姉・千夏と出会う。互いに心惹かれ、二人は距離を縮めていくが、千夏は家族を支えるため、達夫の想像以上に過酷な日常を生きていた。
それでも、千夏への一途な愛を貫こうとする達夫。達夫のまっすぐな想いに揺れ動かされる千夏。
千夏の魂にふれたことから、達夫の現実が静かに色づきはじめ、達夫は失いかけていたこの世界への希求を取り戻していく。
そんなとき、ある事件が起こる――。

地域ばなし

映画「海炭市叙景」につづく函館市民発信映画第2弾の作品です。

原作は、函館出身の作家・佐藤泰志です。

函館市民映画館「函館シネマアイリス」が企画に関わっています。

函館市民映画館「函館シネマアイリス」で先行上映されました。

夏祭りのシーンは、2日間で延べ300人近い函館市民がエキストラとして参加しています。

ロケ地

北海道
函館市:竹田食品、本町・松風町の繁華街、本町児童公園、函館競輪場、山上大神宮、穴澗海岸(あなまかいがん)、十字街、津軽屋食堂
北斗市:海・砂浜

映画にちなんだもの

パチンコ、団扇、発破、ホタルブクロ、紫陽花、脳梗塞、植木畑、イカ工場、ダイナマイト、縁日、花火、トライアスロン、競輪

映級グルメ

寿司、炒飯、焼肉、スイカ、タコ焼き、カレーライス、ビール(モルツ)、缶酎ハイ(ストロング レモン)、イカの塩辛

支援

映画「そこのみにて光輝く」制作応援団

キャスト

綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、火野正平、伊佐山ひろ子、田村泰二郎、函館市民のみなさん

スタッフ

監督:呉美保
脚本:高田亮
企画:菅原和博
製作:永田守、菅原和博
エグゼクティブプロデューサー:前田紘孝
プロデューサー:星野秀樹
アソシエイトプロデューサー吉岡宏城、佐治幸宏
原作:佐藤泰志(河出書房新社刊)
音楽:田中拓人
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:吉田憲義
美術:井上心平
編集:木村悦子

作品データ

ゆかりの地図

山上大神宮 津軽屋食堂
41.766334,140.701368
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