わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏

東京都台東区、山形県山形市、宮城県石巻市

作品概要

©大墻敦

ル・コルビュジエ建築の世界遺産、国立西洋美術館。
東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る美術館の知られざる舞台裏に迫るドキュメンタリー。

2023年7月15日公開
上映館案内

 

ストーリー

モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ…。誰もが知る名画や数々の傑作を有する「国立西洋美術館」。

大正から昭和にかけ、稀代のコレクターとして活躍した松方幸次郎の「松方コレクション」を基礎に、絵画、彫刻、版画、素描などおよそ6,000点の作品を所蔵し、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る。

2016年には世界的建築家ル・コルビュジエの建築作品のひとつとして世界遺産に登録され、日本を代表する美術館として、国内外から多くの来場者を集めている。

2020年10月、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のために休館した美術館の内部にカメラが入り、一年半にわたり密着。

そこから見えてきた、美術館の「ほんとうの姿」とは。アートの見方をがらりと変える、必見のドキュメンタリー。

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

 

地域・建築ばなし・プロダクションノート

映画の撮影は全館休館となった2020年10月「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の最終日に始まり、2022年6月に開催した「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ」展まで行われています。

国立西洋美術館の真向かいにある東京文化会館(設計:前川国男)の屋上テラスから、国立西洋美術館(設計:ル・コルビュジエ、監理:坂倉準三、前川國男、吉阪隆正)とその前庭が撮影されています。国立西洋美術館は、2020年10月19日から2022年年4月8日まで休館し、前庭のリニューアル工事が行われています。本作品では、そのリニューアル工事の様子が映し出されています。

2016年に国立西洋美術館本館と前庭を含む敷地全体がユネスコの世界文化遺産(「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」)に登録された際に、ル・コルビュジエの設計による当初の前庭の設計意図が一部失われているという指摘がなされました。そのため、リニューアル工事では、前庭を本館開館時の姿に戻されています。

ル・コルビュジエが人体の寸法と黄金比をもとに考案した尺度である「モデュロール」で割りつけられた床の目地も、細部に渡って復原されています。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

東京都
台東区:国立西洋美術館


国立西洋美術館 前庭リニューアル前


国立西洋美術館 リニューアル後(2022年)

山形県
山形市:山形美術館

宮城県
石巻市:石巻市博物館

映画にちなんだもの

国立西洋美術館、世界遺産、ル・コルビュジエ、山形美術館、石巻市博物館、松方コレクション、松方幸次郎、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、オーギュスト・ロダン、考える人、カレーの市民、文化行政、学術研究、保存修復、展覧会、メディア企業、新聞社、テレビ局、巡回展、梱包、美術輸送

支援

撮影協力:
石巻市博物館、上野写真事務所、カトーレック、清水建設、丹青ディスプレイ、日本通運、東京文化会館、読売新聞社、山形美術館、ヤマト運輸、吉野石膏、吉野弘建築設計事務所

資料提供:川崎重工業、資料映像バンク、フォルクヴァング美術館

技術協力:KIN、大石洋平、宮澤廣行

協力:国立西洋美術館

スタッフ

作品データ

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国立西洋美術館
国立西洋美術館
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