チューリッヒ,シリス・マリア,サンモリッツ,マローヤ(スイス)、南チロル,ボルツァーノ,セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデーナ(イタリア)、ライプツィヒ,ベルリン(ドイツ)
作品概要
(C)2014 CG CINEMA – PALLAS FILM – CAB PRODUCTIONS – VORTEX SUTRA – ARTE France Cinema – ZDF/ARTE – ORANGE STUDIO – RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
かつて一世を風靡した大女優の孤独と葛藤、 そして美しさを描く極上のドラマ。
ジュリエット・ビノシュ × クリステン・スチュワート × クロエ・グレース・モレッツ
豪華女優たちの艶やかな競演!
ストーリー
特急列車の廊下でマネージャーのヴァレンティン(クリステン・スチュワート)が携帯電話で女優、マリア・エンダース(ジュリエット・ビノシュ)のスケジュールを調整している。
マリアは今、新人女優だった彼女を発掘してくれた劇作家、ヴィルヘルム・メルヒオールに代わり、彼の功績を称える賞を受け取るためチューリッヒに向かっている途中だ。
ここ数年公の場に姿を見せていないメルヒオールは、前もって賞を受け取ることを拒否した上で、マリアに彼女を世に送り出した舞台「マローヤのヘビ」の題名の由来でもある景勝地、シルス・マリアまで来るよう指示してきたのだ。
その時、メルヒオールが71歳で亡くなったという衝撃的な知らせが入る。
授賞式当夜、マリアが会場入りすると、壇上ではメルヒオール作品の常連俳優だったヘンリク・ヴァルト(ハンス・ツィジシュラー)が故人との思い出を語っている。
そして、レセプションでマリアに面会を求めて来た人物がいた。新進演出家のクラウス(ラース・アイディンガー)だ。
彼は「マローヤのヘビ」のリメイクにマリアの出演を熱望しているという。
しかしマリアに求められた役柄はかつて演じた20歳の主人公、シグリッドではなく、シグリッドに翻弄され、自殺する40歳の会社経営者、ヘレナ役。
シグリッド役には、ハリウッド映画で活躍する19歳の女優、ジョアン・エリス(クロエ・グレース・モレッツ)が決定していた…。
地域ばなし
劇中には、ジャカルタ、ニューヨーク、ロングアイランド、南チロル、東京、ウクライナ、ロンドン、ドイツ、スイス、イタリア などの地名(地域)がでてきます。
映画のメイン舞台となったスイス東南部のエンガディン地方にあるシルス・マリアは、高級山岳リゾート地で知られています。サン・モリッツからバスで約20分のところにある標高1,815mの小さな集落です。シルス湖とシルヴァプラーナ湖の間に位置するシルスはバゼリアとマリア地区に分かれていて、そのマリア地区がシリス・マリアです。神秘的な湖、谷、山々の織りなす美しい風景はまさに日常とはかけ離れた別世界となっています。車の入場が規制されているため、静寂が保たれています。
「マローヤのヘビ」現象とは、スイスのエンガディン地方で見受けられる独特の気象現象です。この現象は、湿った空気がイタリアの湖で生じて雲に変わり、マローヤ峠をうねりながら進むことで発生します。シルス・マリアやシルヴァプラーナ上空の谷を通り、サン・モリッツへと向かう姿はまさに“ヘビ”のようで、恐ろしくも美しい壮観な雰囲気を持っています。
ロケ地
スイス
チューリッヒ(Zurich)
グラウビュンデン州(Kanton Graubünden)
シリス・マリア(Sils-Maria):Hotel Waldhaus
サンモリッツ(St. Moritz)
マローヤ(Maloja)
イタリア
トレンティーノ=アルト・アディジェ自治州(Trentino-Alto Adige)
南チロル(South Tyrol)
ボルツァーノ(Bolzano)
セルヴァ・ディ・ヴァル・ガルデーナ(Selva di Val Gardena)
ドイツ
ザクセン州(Saxony)
ライプツィヒ(Leipzig:チューリッヒの駅のシーン)
ベルリン(Berlin:チューリッヒの表彰式のシーン)
映画にちなんだもの
マローヤのヘビ、GPS、パパラッチ、カジノ、ヘンデル
映級グルメ
赤ワイン、サンドイッチ、リンゴ、コニャック、ハーブティー(カモミール茶)
支援
授賞式のシーンでマリアが纏うドレスやジュエリーをはじめ、劇中で使用されるコスチュームを提供し、メイクアップも担当した、フランスのブランド「シャネル」が、35ミリフィルムでの撮影を熱望したオリヴィエ・アサイヤス監督のために、不足した製作費の一部を援助しています。
キャスト
ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ、ラース・アイディンガー、ジョニー・フリン、アンゲラ・ヴィンクラー、ハンス・ツィシュラー
スタッフ
- 監督:オリビエ・アサイヤス
- 脚本:オリビエ・アサイヤス
- 製作:シャルル・ジリベール
- 音楽:
- テーマソング:
- 撮影:ヨリック・ル・ソー
- 美術:フランソワ=ルノー・ラバルテ
- 音響:ダニエル・ソブリノ
- 衣装:ユルゲン・ドーリング
- 編集:マリオン・モニエ
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作品データ
- クレジット:(C)2014 CG CINEMA – PALLAS FILM – CAB PRODUCTIONS – VORTEX SUTRA – ARTE France Cinema – ZDF/ARTE – ORANGE STUDIO – RTS RADIO TELEVISION SUISSE – SRG SSR
- 製作年:2014年
- 公開日:2015年10月24日
- 製作国:フランス・スイス・ドイツ
- 配給:トランスフォーマー
- 上映時間:124分
- 映倫区分:PG12
- 受賞歴等:
- 原題:Sils Maria
- オフィシャルサイト: http://actress-movie.com/
ゆかりの地図
シリス・マリアのHotel Waldhaus |
46.428486, 9.760812 |
