アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

ヘルシンキ、コトカ、コウボラ、ハミナ、クフモ(フィンランド)

作品概要

(C)ELOKUVAOSAKEYHTIÖSUOMI 2017

フィンランド国内で、フィンランド映画史上最も動員した作品。
フィンランドでは“知らない人はいないヴァイニョ・リンナの古典小説「無名戦士」を原作に、第2次世界大戦時に祖国防衛のため継続戦争をソ連軍と戦ったフィンランド兵士の壮絶な姿を描く。
1テイクに使用した爆薬の量がギネス世界記録に認定されるなど、リアルに戦場が再現され、まるでドキュメンタリーを見ている錯覚にさえ陥るほどの迫力ある作品。
「兵士達の目線」で描かれ、様々な人生を背負った兵士たちの、濃密な人間ドラマが組み合わさった戦争映画の傑作。
北限の大地、3年2か月、壮絶なる戦闘の果てに、兵士たちは何を得たのか。

2019年6月22日公開
上映館案内

ストーリー

1940年、フィンランドは、ソ連との“冬戦争”で独立は維持するも、ソ連からカレリア地方を含む広大な土地を占領されてしまう。1941年、ソ連はなおもフィンランドへの侵略を計画。それを阻止し、また占領された土地を取り戻すため、フィンランド軍はナチスドイツの力を借り祖国のために立ち上がる。
この作品は、いわゆる“継続戦争”におけるフィンランド軍兵士たちが、ソ連軍へ果敢に挑む歩兵たちの戦場における壮絶な任務を丁寧にかつ壮大に描いていく「兵士目線に徹した」戦争映画である。
ロッカ、カリルオト、コスケラ、ヒエタネン、年齢や立場、支える家族などそれぞれ生きてきた背景が違う4人の兵士たちを通して、フィンランド軍がいかにしてソ連軍と勇敢に戦ったのかを克明に描写する。非情である最前線で戦う兵士たちに血肉を通わせ、友情、ユーモア、そして生きる意志が兵士たちの団結の力を生み、占領された土地を取り戻していく。
最前線を担う各兵士たちの生活とその家族たちの生活を大きく変えてしまった“継続戦争”だが、たとえ戦場で息絶えたとしても戦士たちの生きた証はそれぞれの家族に、そして大地に確実に刻まれていくのだった。

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

地域ばなし・プロダクションノート

原作の小説「アンノウン・ソルジャー」は“フィンランドでは知らない者がない“ヴァイニョ・リンナの戦争文学の傑作で、作者本人が経験したフィンランドの戦争=継続戦争の戦場の実相を赤裸々に描いたものです。

フィンランドは1939年からソ連と戦った“冬戦争”が1940年に終結。その代償として、カレリアやフィンランド第2の都市、ヴィーブリを含む国土の10%を失いました。
国土回復を掲げ、1941年、フィンランドは、国土回復を掲げ、ドイツと手を組み再びソ連との戦争を開始しました。それが「継続戦争」です。

原作者ヴァイニョ・リンナ自身の経験から、第8歩兵連隊がそのモデルと言われています。

映画は第8歩兵連隊の行動に沿ってその描写が進められています。緒戦は冬戦争で失われた旧フィンランド領土ラドガカレリアの奪還を行い、東カレリアに侵攻、ペトロザボーツクを占領しています。その後はスヴィル川の防衛線につき、1944年6月のソ連軍の大攻勢を受け止め、最後はヴィープリの防衛戦に投入されました。

多くの湖沼と森林に覆われたカレリアは、もともとフィン人が多く住む地域です。そのフィン人が伝える様々な伝承を基に作られた民族叙事詩が、1835年に発表された「カレワラ」です。フィンランド文学史上最も重要といわれる「カレワラ」を産んだ土地であるカレリアを取り戻しての独立は、フィンランドとしての悲願でした。

1899年に発表された、シベリウスの交響詩「フィンランディア」も「カレワラ」に着想を得たもので、その源流はカレリアだと言われています。

ロケ地

フィンランド(Finland)
ヘルシンキ(Helsinki):Suomenlinna(スオメンリンナの要塞)

北カルヤラ県(North Karelia)

キュメンラークソ県
コトカ(Kotka)
コウボラ(Kouvola):ヴァルケアラ(Valkeala)のPahkajärvi(湖)、Vekaranjärven varuskunta

ハミナ(Hamina):Kannusjärvi(湖)

カイヌー県
クフモ(Kuhmo)

映画にちなんだもの

サウナ、蹄鉄、蒔き、乳牛、ウサギ

武器:
スオミ短機関銃、モシン・ナガン小銃、ラフティ対戦車ライフル、サロランタ軽機関銃、マキシム重機関銃、ルガー拳銃、カサパノス、T-26軽戦車、T-34中戦車、T-34-85中戦車

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:キルコ(庶民酒)、スープ

支援

後援:フィンランド大使館

キャスト

エーロ・アホ、ヨハンネス・ハロパイネン、アク・ヒルビニスミ、ハンネス・スオミ

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

スオメンリンナの要塞
スオメンリンナの要塞

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