コーン・アイランド
エングリ川(グルジア)、チェコ、フランス、ドイツ、カザフスタン、ハンガリー
作品概要
(c)Alamdary Film
セリフを最小限に抑え、土地を相手に働き続ける老人の姿を淡々と描く映画の話法によって、観る者は画面の中に連れられていく。人間の争いへの批判を底流させつつ、ひたすら大自然に対する畏敬の念を驚異的な撮影で表していく奇跡のようなドラマである。チェコのカルロヴィ・ヴァリ映画祭にて見事グランプリを受賞した。
ストーリー
どこからともなく老人が中洲の島に上陸し、こつこつと小屋を建てる。やがて、その小屋を拠点に島の土を掘り返し、畑を耕していく。途中から若い孫娘が合流し、老人を手伝う。黙々と続く作業の合間に、両陣営の兵士がボートで中間地帯たる島の前を横切っていく…。
地域ばなし
黒海に接するグルジアの最西端に位置するアブハジアは、独立を主張して92年から93年にかけてグルジアと戦争状態となりました。
両者の間に流れるエングリ川は、春の雪解けとともにコーカサスから肥沃な土を運び、中洲を形成します。本作の舞台となるのは、その中洲の島です。
ロケ地
グルジア:エングリ川
映画にちなんだもの
手漕ぎボート、トウモロコシ、手作りの小屋、布と毛糸の人形、魚を撮る籠、大工道具、スコップ、長靴、アブハズ語(グルジアのアブハジア自治共和国で主にアブハズ人によって話されている言語)
映級グルメ
白いパン、丸鳥の鍋、魚の干物、ワイン、ジャム、魚の塩焼き
キャスト
イリアス・サルマン、マリアム・ブツリシヴィリ
スタッフ
- 監督: ギオルギ・オヴァシヴィリ
- 脚本: ギオルギ・オヴァシヴィリ、ヌグザル・シャタイゼ、ルロフ・ジャン・ミネボー
- プロデューサー: ニノ・テヴダリアニ、エイケ・ゴレチカ、ギヨーム・ドゥ・セイユ、カーラ・ストヤコヴァ、サイン・ガブドゥリン
- 原作:
- 音楽: ジョゼフ・バルダナシヴィリ
- テーマソング:
- 撮影監督: エレメル・ラガリ
- 照明:
- 美術: アリアンサイチャン・ダワーチュ
- 録音:
- 編集: キム・スンミン
作品データ
- クレジット: (c)Alamdary Film
- 製作年: 2014年
- 公開日:
- 製作国: グルジア=チェコ=フランス=ドイツ=カザフスタン=ハンガリー
- 配給:
- 上映時間: 101分
- 映倫区分:
- 受賞歴等:
- 製作委員会:
- オフィシャルサイト:
ゆかりの地図
エングリ川 |
42.771947,41.992453 |