デタッチメント (Detachment)
【作品概要】
荒れた高校に赴任する代理教師の目を通じ、現代アメリカの教育現場の実態を描く。やる気のない生徒や、モンスター・ペアレンツの相手で極度のストレスに耐える教師たちをハリウッドの有名俳優たちが演じる一方で、リアリズムに徹した演出が光る。
ストーリー:
監督のトニー・ケイ(『アメリカン・ヒストリーX』“Lake of Fire”)は臨時教師のヘンリー・バルト(エイドリアン・ブロディ)の目を通して、アメリカの教育システムを独創的かつ様式化して描く。ヘンリーは、短期間にできる限りのことを学生たちに授けながら、彼らの人生の局面に関わっていく。経営状態の悪いパブリック・スクールで仕事をするようになり、偏狭だった彼の世界は、出会った教師、生徒そして事務員たちによって次第に開かれていく。人との繋がりは必要と思う一方、他人との距離をますます取ろうとする現代人の感覚を、監督は描いている。
クレジット:
製作国:アメリカ
上映時間:97分
映倫区分:G
配給:
受賞歴:第24回東京国際映画祭 最優秀芸術貢献賞
オフィシャルサイト(リンク):
映画の舞台:アメリカの高校
ロケ地:ニューヨーク州ロングアイランドのミネオラ高校(Mineola High School)、ニューヨークシティのパークウェイ病院(Parkway Hospital)他。
映画にちなんだ商品・料理など:一眼レフカメラ(生徒が愛用)、顔のアイシングをしたカップケーキ(生徒の手作り)、銀の指輪(女の子のプレゼント)、クリスタルの花瓶(校長の家)
第24回東京国際映画祭のコンペテション部門のプログラムとして上映されました。