ヒトラー暗殺、13分の誤算

バーデン=ヴェルテンベルク州ヴァイデンベルク・シュヴァーベン地方・バイエルン州・ベルリン・ミュンヘン(ドイツ)、南チロル(イタリア)

作品概要

(c)2015 LUCKY BIRD PICTURES GMBH,DELPHIMEDIEN GMBH,PHILIPP FILMPRODUCTION GMBH & CO.KG
(c)Bernd Schuller

あと13分早ければ、世界はかわるはずだった。 戦後70年を経て今明かされる、ドイツ政府が隠し続けた衝撃の感動実話。

1939年11月8日、恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。
その後、仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。
その爆弾は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆、独秘密警察ゲシュタポは英国諜報部の関与さえ疑った。
しかし、逮捕されたのは36歳の平凡な家具職人、ゲオルク・エルザー。彼はスパイどころか、所属政党もなく、たった一人で実行したと主張。信じ難い供述の数々――。
それを知ったヒトラーは徹底的な尋問を命じ、犯行日までの彼の人生が徐々に紐解かれていく。

監督は『ヒトラー ~最期の12日間~』で“人間、ヒトラー”を描き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた名匠オリヴァー・ヒルシュビーゲル。
本作でも、昨年メルケル独首相が公式に讃えた男の、知られざる真実を明らかにする。

2015年10月16日公開
上映館案内

ストーリー

1939年11月8日、ドイツのミュンヘンにあるビアホールで、毎年恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたアドルフ・ヒトラーは、悪天候のためにいつもより早く切り上げた。その後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。
8人を死に至らしめた爆破装置は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆。その手口から、独秘密警察ゲシュタポはクーデターや英国諜報部の関与を疑ったが、逮捕されたのは、田舎に暮らす平凡な家具職人、ゲオルク・エルザーと名乗る36歳の男だった。あまりにも信じがたい現実――。大物の黒幕の存在を確信したヒトラーは、決行日までに彼が歩んできた人生のすべてを徹底的に調べるように命じる。
単独犯だというエルザーの主張は本当なのか?誰かをかばっているのか?
スパイである真偽は?所属する政党もなしにどんな動機があるというのか?
音楽やダンス、恋に興じ、家具職人として働く平凡な男から語られる真実とは――?

地域ばなし

シナハンでは、エルザーの故郷であるバーデン=ヴェルテンベルク州のシュヴァーベン地方を訪れ、ゲオルク・エルザー記念館の全面協力を取り付けています。

2014年7月から9月にかけて、ドイツのバーデン=ヴェルテンベルク州、バイエルン州、ベルリン、イタリアの南チロルでロケ撮影が行われました。

冒頭シーンに登場するビアホール「ビュルガーブロイケラー」の内観は、南チロルの果実倉庫の中に再現されました。

ケーニヒスブロンの労働者の村という設定でロケ撮影されたところは、バーデン=ヴェルテンベルク州オーバーフランケン行政管区のヴァイデンベルクです。

市場、エルザーの両親の家の周りなど、多くの外観はヴァイデンベルクでロケ撮影されています。

劇中には、ドイツのミュンヘン・ドレスデン・ベルリン・コンスタンツ・ケーニッヒ、スペインのゲルニカなどの地名(地域)がでてきます。

ドイツのミュンヘンにあったビアホール「ビュルガーブロイケラー」跡地には、ゲオルク・エルザーを記念する銘板が設置されています。

ロケ地

ドイツ
バーデン=ヴェルテンベルク州
ヴァイデンベルク

バイエルン州

南チロル

ベルリン

映画にちなんだもの

村の運動会、赤色戦線、カエデ材、脱走、拷問、ペルビチン(ナチスドイツの覚醒剤)、ゲシュタポ、タンゴ、ジャクリーン、ターザン

映級グルメ

ビール、キッシュ、ソーダ、ピクルス、焼き魚、パン、ハム、チーズ

キャスト

クリスティアン・フリーデル、カタリーナ・シュットラー、ブルクハルト・クラウスナー、ヨハン・フォン・ビュロー

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

ビュルガーブロイケラー跡地(ミュンヘン)
48.129971, 11.592543
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