マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白

咸鏡北道 会寧市・鴨緑江(北朝鮮)、天津市・済南市・昆明市(中国)、シーサンパンナ タイ族自治州・タンボンウィアン・チェンライ・バンコク(タイ)、ムアンシング(ラオス)、ソウル(韓国)

作品概要

(C)Zorba Production, Su:m

北朝鮮、中国、そして韓国へ 母として妻として貪欲に生き抜こうとする、名もなき脱北女性の幸せのかたちとは。
脱北するつもりじゃなかった――何にも庇護されることのない悲劇的人生の記録。
分断が分断を呼び、別離が新たな別離を生む皮肉――平凡な幸せを望みながら生き抜く中年女性の予想だにしなかった生き様に、心を根底から揺さぶられる。

カンヌに衝撃を与え、世界で絶賛されたドキュメンタリー。

2017年6月10日公開
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ストーリー

十年前、家族のため一年間だけの出稼ぎのはずが騙され中国の貧しい農村へ嫁として売り飛ばされた北朝鮮女性B(ベー)。憎むべき中国人の夫と義父母との生活を受け入れ、中国と北朝鮮の家族を養うため脱北ブローカーとなる。北朝鮮に残してきた息子たちの将来を案じた彼女は、息子たちを韓国へ脱北させ、自らも過酷な脱北の旅へと出る。命からがら辿り着いた韓国で、彼女を待ち受ける苦く辛い日々。生死を越えて彼女を追い詰める、母そして女としての葛藤。脱北者Bの人生に、安らぎは、幸せは約束されているのか。

地ムービーポータルサイト:予告編ページ

マダム・ベーが辿った脱北ルート

〇中国から韓国へ(ルート地図)
北朝鮮
咸鏡北道 会寧市(ふぇりょん)
 ↓
鴨緑江(おうりょくこう)
 ↓
中国
天津市(てんしん)
  ↓ 
済南市(さいなん)
 ↓ 
昆明市(こんめい)
  ↓
タイ
シーサンパンナ・タイ族自治州
 ↓
ラオス
ムアン・シング
 ↓
タイ
タンボンウィアン
 ↓
チェンライ
 ↓
バンコク
 ↓
韓国
ソウル

ロケ地

北朝鮮:咸鏡北道 会寧市、鴨緑江
中国:天津市、済南市、昆明市
タイ:シーサンパンナ・タイ族自治州、タンボン・ウィアン、チェンライ、バンコク
ラオス:ムアン・シング
韓国:ソウル

地域ばなし

・脱北者:
朝鮮民主主義人民共和国から脱出する人。韓国へ亡命すると、韓国は国民として受け入れる。 韓国では北韓離脱民とも言われる。

・脱北ブローカー:
大きな組織ではなく、小さなグループが幾つも存在し、脱北の手引きや隠れ家の提供、職探しや密貿易の斡旋などを行っている。彼らの手引きがないと国境を越えることも中国官憲の取締りを逃れることも難しい。高額な費用を払えば韓国への渡航まで手配してくれる。近年の韓国への亡命の急増の背景には彼らの存在があると指摘されており、北朝鮮の中に脱北ビジネスという産業が成立していると考えられている。脱北女性は人身売買の対象となっており、20-24歳の女性は7000元、25-30歳の女性は5000元、30歳以上は3000元で中国などに売られている。

・脱北者数:
2016年に韓国に入国した脱北者は1,417人。金正恩体制発足以来、飛躍的に脱北者数が増えた年となった。金正恩が政権を掌握した2012年、中国による国境付近取り締まりが強化され脱北者数は1,502人に急減。2013年1,514人、2014年1,397人、2015年は1,276人と減少傾向が続いていた。張成沢の処刑後、海外に派遣されたエリート層や労働者の脱北が急増している。2017年に入り、韓国に定着した脱北者は3万を越えるが、その7割は女性である。

・韓国での脱北者の生活:
暮らしぶりは厳しい。脱北者は支援金を受け取るが、5人に1人が支援金を狙う詐欺の被害に遭っている。定職に就ける者の割合も5人に1人に過ぎない。また、脱北者の子供を巡る環境も厳しく、子供の多数が退学。高校への進学率は10%と非常に低い。学校でのいじめ被害もある。

・朝鮮族:
中国の民族識別工作で定義される中国の少数民族の一つで、中国籍ではありながら食文化・衣服などで朝鮮文化を守り続ける人。現在の人口は約200万人で、そのうち吉林省が120万人、黒竜江省45万人、遼寧省25万人と、いわゆる東北3省に集中している。

・漢族(漢民族) :
中国、台湾、シンガポールで多数を占め、世界の20%の世界最大の民族。中国人口の94%。

映画にちなんだもの

グーグルマップ、蒔き、麻薬、顔パック、カラオケ、漢族の身分証

映画に出てくるグルメ

焼肉、キムチ、さつまいも、トウモロコシ

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

咸鏡北道 会寧市(北朝鮮)
42.431526,129.742076

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作品
予告編
インタビュー
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