命みじかし、恋せよ乙女

神奈川県茅ヶ崎市・東京都新宿区・渋谷区、アルゴイ(ドイツ)

作品概要

©2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG

女優・樹木希林さん、遺作にして世界デビュー作。
劇中に登場する、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城や美しい風景、茅ヶ崎の海、そしてラストシーンで樹木希林が歌う“命みじかし恋せよ乙女…”という唄が、物語により一層の彩りと深みを与え、観る者の心に寄り添う感動の人生讃歌。

 

ストーリー

ドイツ・ミュンヘン。酒に溺れ仕事も家族も失ったカール(ゴロ・オイラー)の元へ、突然、ユウ(入月絢)と名乗る日本人女性が訪ねて来る。風変りな彼女と過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるカールだったが、その矢先、彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜し訪れた日本で、カールがユウの祖母(樹木希林)から知らされたのは、驚きと悲哀と感動に満ちた物語だった――。

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

地域ばなし・プロダクションノート

本作品の撮影は、2018年4~5月にドイツ南部アルプスの麓のアルゴイ、2018年6~7月に日本の茅ヶ崎市などで行われました。撮影期間は、日本とドイツを合わせ35日間となっています。

日本での主なロケ撮影は、2018年7月6日~16日に神奈川県茅ケ崎市「茅ヶ崎館」(国有形文化財に指定された旅館)で行われています。

「茅ヶ崎館」は、1950年代に小津安二郎監督が脚本を書くために篭った宿で、是枝裕和監督が執筆のために利用する旅館でもあります。それを知ったデリエ監督が、『フクシマ・モナムール』で来日した際に宿泊し、インスピレーションを得たことが、本作品の製作につながっています。

デリエ監督は「茅ヶ崎館」の女将から、かつて小津安二郎監督が滞在した部屋を案内され、庭に咲く酔芙蓉の花の話を聞きました。「茅ヶ崎館」の女将は「この花を見ると、朝は青白い顔をしているが、やがて酒を呑み始めてピンク色になり、大酒を呑んで夜には真っ赤になっていた小津監督を思い出す」とデリエ監督に語っています。その酔芙蓉の花は、劇中にも登場します。

樹木希林さんが演じたのは、「茅ヶ崎館」の老女将の役です。樹木希林さんが初めて「茅ヶ崎館」を訪れたのは、小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』(1962)の撮影時で、女優・杉村春子さんの付き人として現場に参加した時です。

樹木希林さんは、本作品の出演オファーを受けた理由の一つは「茅ヶ崎館にもう一度行ってみたかったから。」とコメントしています。

樹木希林さんが小津安二郎監督と一緒に過ごした部屋で、ロケ撮影が行われています。

本作品のラストには、樹木希林が庭を眺めながら「ゴンドラの唄」を歌うシーンがあります。この歌は黒澤明監督『生きる』(1952)にも出てくる大正時代の歌謡曲です。「命みじかし恋せよ乙女 朱き唇褪せぬ間に 赤き血潮の冷えぬ間に 明日の月日はないものを」と歌うこのシーンが、2018年9月に亡くなった樹木希林さんの女優としての映画への最後の出演シーンとなりました。

劇中には、神奈川県茅ヶ崎市で開催されている浜降祭(はまおりさい)が登場します。

茅ヶ崎市の「サザンビーチちがさき」でロケーション撮影が行われました。劇中には、茅ヶ崎市のシンボル、「えぼし岩(烏帽子岩)」も登場しています。 

ロケ地

神奈川県
茅ヶ崎市:茅ヶ崎館、サザンビーチちがさき、茅ヶ崎漁港海岸公園、長福寺、茅ヶ崎駅

東京都
新宿区:新宿大ガード西交差点、新宿駅
渋谷区:渋谷スクランブル交差点

ドイツ
バイエルン州
シュヴァーベン県:アルゴイ、ノイシュヴァンシュタイン城

映画にちなんだもの

大正時代の歌謡曲「ゴンドラの唄」

酔芙蓉(スイフヨウ)の花(早朝はは白い花を咲かせ、正午前後にピンク色を変わり、夕方・晩には赤く変色する花)

日本の幽霊・妖怪・怪談・もののけ、アニミズム、ドイツのデーモン

桜、能面、着物、悪霊、井戸、アルコール依存症、絵皿、ピンク公衆電話、ノイシュヴァンシュタイン城のスノードーム

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:
日本酒 隆(りゅう)、茶菓子、おにぎり(梅干しのオニギリ)、プレッツェル、グーラッシュ、ウオッカ、りんご(林檎)

キャスト

ゴロ・オイラー、入月絢、樹木希林、ハンネローレ・エルスナー、エルマー・ウェッパー

スタッフ

監督:ドーリス・デリエ
脚本:ドーリス・デリエ
エグゼクティブ・プロデューサー:マーティン・モスコウィック
プロデューサー:アニタ・シュナイダー、ビオラ・イェーガー
音楽:カルステン・フンダル
撮影:ハンノ・レンツ
衣装:ナターシャ・クルティオス=ノス、トニー・クロスビー
編集:フランク・ミュラー

作品データ

ゆかりの地図

茅ヶ崎館
茅ヶ崎館

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