パリ(フランス)
作品概要
©2014 LES FILMS DU LOSANGE – FRANCE 3 CINEMA
グーピル自身が演じる映画監督が老いを自覚しながら世界を見つめていく様を軸に、実生活とドラマとが自由に交差し、ユニークな世界が展開する。
ドラマ部分と、過去に撮影したドキュメンタリーの映像が組み合わさることで、内面の葛藤や子供たちの成長の記録といったミクロな視点と、現代社会に対するスタンスというマクロな視点が並置される。
長編フィクションに加えてドキュメンタリーや短編などを数多く手掛けてきたグーピル監督ならではの世界であり、キャリアの集大成的な作品。
映画作りに関する映画という「メタ映画」の側面ももち、今作で映画監督をやめるのではないかと思わせる内容もあるが、監督一流のユーモアに貫かれ、ペシミズムともシニシズムとも微妙に異なる、老年手前世代の微妙な心情が絶妙に描かれた、極めて巧みで稀有な逸品。
ストーリー
構えただけで惨事を起こすカメラについての映画はどうだろう?
映画監督が、新しい企画を考える一方で自分の老いと向き合い、キャリアも見つめ直していく姿を描く。
ロケ地
フランス
パリ
映画にちなんだもの
スターリン、共産主義、リビア、シリア、サラエボ
キャスト
ロマン・グーピル、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マリナ・ハンズ、ノエミ・ルヴォスキ、ジャッキー・ベロワイエ
スタッフ
監督:ロマン・グーピル
脚本:ロマン・グーピル
プロデューサー:マルガレート・メネゴーズ
撮影監督:イリナ・ルブチャンスキー
音響編集:イリナ・ルブチャンスキー
音響:ソフィー・シアボー
衣装:シャルロット・ダヴィド
美術:バプティスト・ポワロ
編集:ローランス・ブリオー
作品データ
作品クレジット:© 2014 LES FILMS DU LOSANGE – FRANCE 3 CINEMA
上映時間:85分
製作年:2014年
製作国:フランス
英語タイトル:The Days Come
原題:Les Jours Venus
関連サイト:http://www.filmsdulosange.fr/en/film/208/les-jours-venus
ゆかりの地図
パリ |
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