作品の概要
巨匠クリント・イーストウッド監督「硫黄島2部作」第1弾。 硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名な戦争写真。 第二次世界大戦の大きな転機と なった悲劇的な硫黄島の戦いを、日米双方の視点から描く前例のない2部作。 『父親たちの星条旗』
DVD発売中¥1,500(税込) 販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ (c) 2006 DreamWorks LLC and Warner Bros. Entertainment Inc. |
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ストーリー
太平洋戦争末期。
硫黄島に上陸したアメリカ軍は、日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられていた。
戦闘は長引き、いたずらに死傷者を増やすばかりの事態に・・・。
そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗が高らかに翻る。
この瞬間を捉えた1枚の写真が銃後のアメリカ国民を熱狂させた。
星条旗を掲げる6名の兵士は一躍アメリカの英雄となった。
彼らの名は、マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、そしてドク。
しかし、その後祖国に帰還したのはドク(ライアン・フィリップ)、アイラ(アダム・ビーチ)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)の3人だけだった。
彼らは国民的英雄として熱狂的に迎えられた。
そして、戦費を調達するための戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回るのだった・・・。
地ムービーなわけ(地域との関わり)
スタジオはカリフォルニア州ユニバーサルシティ(Universal City)のユニバーサルスタジオ(Universal Studios:ニューヨークの通りなど)が使われました。
アメリカ本土ではイリノイ州、カリフォルニア州、テキサス州、ワシントンDC、バージニア州で撮影されました。
他にアイスランドや、物語の舞台である硫黄島で撮影されました。
実際に硫黄島で撮影されたのはごく一部で、硫黄島のほとんどのシーンはアイスランドのサンドビック(Sandvik)で撮影されました。
地域でおこったエピソード
硫黄島には旧島民の慰霊などの特別な理由がない限り、一般人は立ち入りが禁止されています。
しかしクリント・イーストウッド監督は日本政府から特別に訪問の許可を得て、硫黄島を訪れました。
また、戦闘シーンの撮影場所に、硫黄島に似た場所としてアイスランドが選ばれました。
地熱のある火山島であること、砂が真っ黒なこと、地面から火山性の蒸気が出ていることなど、火山島特有の地質などが類似しています。
映画のストーリー上の舞台
ロケ地紹介
アメリカ合衆国
イリノイ州シカゴ(Chicago)
ニアノースサイド(Near North Side)イーストウォルトンプレイス(E. Walton Pl.)140のドレイクホテル(Drake Hotel)
ニアノースサイド イーストマクフェトリッジドライブ(E. McFetridge Drive)425のソルジャーフィールド(Soldier Field)
ニアウェストサイド(Near West Side)キャナルストリート(Canal St.)とジャクソンブールバード(Jackson Blvd.)にあるユニオン駅(Union Sation)
イリノイ州グレンコー(Glencoe)
パークアンドグリーンベイ(Park & Greenbay)グレンコーメトラ駅(Glencoe Metra Station:ギャグノンが列車を降りる)
ブルーアイランド(Blue Island)サウスグリーンウッドアベニュー(S. Greenwood Avenue)のクルーガー葬儀店(Krueger Funeral Home)
カリフォルニア州ロサンゼルス(Los Angeles)
ダウンタウン(Downtown)ノーススプリングストリート(N. Spring Street)200のシティホール(City Hall:ボルティモアにある建物)
サンペドロ港(San Pedro Harbor)
サンペドロのピア94(Pier 94)にあるS.S.レーンビクトリー号(S.S. Lane Victory)
カリフォルニア州モハベ(Mojave)
フライトラインストリート(Flightline Street)1434 モハベ空港(Mojave Airport)のシビリアンフライトテストセンター(Civilian Flight Test Center)13050
テキサス州ラポルテ(LaPorte)
ハイウェイ134(Highway 134)3523 U.S.S.テキサス(U.S.S. Texas)
テキサス州ヒューストン(Houston)
ワシントンDC(Washington. District of Columbia)
バージニア州アーリントン(Arlington)
アイスランド
南西アイスランド地方サンドビック(Sandvik:硫黄島)
日本
東京都小笠原村
硫黄島
映画にちなんだ商品・料理など
この映画を支援した企業・団体 ・個人
シカゴ、グレンコー、ブルーアイランド、ロサンゼルス、モハベ、ラポルテ、ヒューストン、ワシントンDC、アーリントン、サンドビック、小笠原村のみなさまほか。
キャスト
スタッフ
- 監督:クリント・イーストウッド
- 脚本:ロン・パワーズ、ポール・ハギス
- プロデューサー:スティーヴン・スピルバーグ、クリント・イーストウッド、ロバート・ロレンツ
- 原作:ジェームズ・ブラッドリー『硫黄島の星条旗』(文春文庫刊)/『父親たちの星条旗』(イースト・プレス刊)
- 音楽:クリント・イーストウッド
- テーマソング:
- 撮影:ウィリアム・ブロイルズ・Jr、トム・スターン
- 照明:
- 美術:ヘンリー・バムステッド
- 録音:
- 編集:ジョエル・コックス
作品データ
- クレジット:(c) 2006 DreamWorks LLC and Warner Bros. Entertainment Inc.
- 製作年:2006年
- 公開日:2006年10月20日(アメリカ)28日(日本)
- 製作国:アメリカ合衆国
- 配給:パラマウントピクチャーズ(アメリカ)ワーナーブラザーズ(日本)
- 上映時間:132分
- 映倫区分:
- 受賞歴等:アカデミー賞録音賞ノミネート・音響編集賞ノミネートほか。
- 製作委員会:
- オフィシャルサイト(リンク):http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
この作品にゆかりのあるところ
東京都小笠原村・硫黄島 | アイスランド・サンドビック |
東京都小笠原村硫黄島 |
アイスランド |
イリノイ州シカゴ・ユニオン駅 | カリフォルニア州モハベ・モハベ空港 |
Chicago, Illinois |
Mojave, California |