島根県太田市温泉津町(温泉津温泉)・津和野町・伊豆大島
作品の概要
第9作『柴又慕情』で陶芸家と結婚、幸せに暮らしている筈の歌子は、夫の実家で肩身の狭い思いをしていた。
寅さんとの再会をきっかけに、自立を目指す歌子の女性としての生き方を描く。
二年ぶりに吉永小百合のマドンナ・歌子が登場し、寅さんは大ハリキリ。
歌子といまだにギクシャクしている小説家の父・高見修吉(宮口精二)との間を、寅さんが取り持つことが出来るのか?
『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』
DVD発売中 ¥3,800(税抜)
発売・ 販売元:松竹
(c)1974 松竹株式会社
温泉映画祭in那須2015 |
DVD・ブルーレイ |
ストーリー
島根県温泉津から寅さんがいそいそと帰って来た。聞けば、土地の女性と結婚するかもしれないというので、タコ社長とさくらが同行して島根へ向かう。ところが、相手の絹代(高田敏江)の行方不明の亭主が戻ってきていた。失意の寅さんは、津和野で二年ぶりに歌子(吉永小百合)と再会するが、歌子の夫は他界していた。しばらくして、柴又へ歌子がやってくる。歌子を励まそうと懸命な寅さんだったが・・・
地域ばなし
第13作では島根県温泉津(ゆのつ)温泉・津和野町などを寅さんが訪れた。国鉄山陰線の社内でカニ弁を購入、山陰の海岸を佇む。ヒロインの吉永小百合が働く養老施設は伊豆大島。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
島根県大田市温泉津町
国鉄温泉津駅
島根県津和野町(食堂「すさや」で歌子と再会)
津和野カトリック教会
津和野藩校「養老館」(歌子が勤める町立図書館)
津和野川のほとり(歌子の話を聞く)
津和野交通のバス停(歌子が寅さんを見送る)
島根県益田市(大浜の縁日でバイ)
国鉄山陰線(車内でカニ弁を購入)
山陰の海岸(絹代一家と再会)
東京都大島町伊豆大島(養護施設で働く歌子)
東京都台東区上野・不忍池(バイ)
映級グルメ
うどん(寅さんが津和野のひなびた食堂“すさや”でうどんを食べていると、二年前ぶりに、歌子と再会する。)
キャスト
渥美清、吉永小百合、高田敏江、倍賞千恵子、前田吟、松村達雄、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、中村はやと、水木涼子、吉田義夫、武智豊子、宮口精二、高橋基子、泉洋子ほか。
スタッフ
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 企画:高島幸夫、小林俊一
- 製作:島津清
- 原作:山田洋次
- 音楽:山本直純
- 撮影:高羽哲夫
- 照明:青木好文
- 美術:佐藤公信
- 録音:中村寛
- 編集:石井巌
作品データ
- クレジット:(c)1974 松竹株式会社
- 製作年:1974年
- 公開日:昭和49(1974)年8月3日
- 製作国:日本
- 配給:松竹株式会社
- 上映時間:104分
- 映倫区分:G
- オフィシャルサイト:http://www.tora-san.jp/index.html
ゆかりの地図
島根県温泉津温泉