男はつらいよ 第14作 寅次郎子守唄
佐賀県唐津市、群馬県安中市
作品の概要
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博のケガをきっかけに、中小企業に従事する人々の境遇や、看護士の労働問題の現実を描いている。 彼らと対照的なのは、雇用とは無縁の寅さんの自由さ。赤ん坊を押し付けられた寅さんの戸惑いぶりと、マドンナと逢わせまいとする、人々のリアクション。マドンナ、木谷京子に十朱幸代。彼女が参加しているコーラスグループのリーダー、大川弥太郎に上條恒彦。“労働者の代表”のような弥太郎と意気投合した寅さんが、京子との仲を取り持とうとするが、果たして…
『男はつらいよ 寅次郎子守唄』
DVD発売中 ¥3,990(税込) 発売・ 販売元:松竹 (c)1974 松竹株式会社 |
ストーリー
博が工場で手のケガをしたところへ、寅さんが戻って来てひと騒動となる。
やがて旅に出た寅さんは、佐賀県の呼子で、女房に逃げられた男(月亭八方)から赤ん坊を押し付けられ、呑まず食わずのまま柴又へ帰る。赤ちゃんが高熱を出すが、とらや一家が恐れていたのは、寅さんが美人看護士の木谷京子(十朱幸代)と会ってしまうことだった…
やがて旅に出た寅さんは、佐賀県の呼子で、女房に逃げられた男(月亭八方)から赤ん坊を押し付けられ、呑まず食わずのまま柴又へ帰る。赤ちゃんが高熱を出すが、とらや一家が恐れていたのは、寅さんが美人看護士の木谷京子(十朱幸代)と会ってしまうことだった…
地域ばなし
第14作では寅さんが佐賀県唐津市の唐津神社や呼子、群馬県安中市の磯部温泉などを訪れました。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
群馬県安中市
磯部温泉(タイトルバック、妙義山を背景に旅をする)
磯部温泉(タイトルバック、妙義山を背景に旅をする)
群馬県妙義山付近(夢からさめる)
佐賀県唐津市
唐津くんち(町を曳山が練り歩く)
唐津神社(啖呵売をする)
佐賀県呼子町(現・唐津市)
呼子港(ヌードショー「呼子ショー」の裏手、渡し船の船着き場。踊り子を訪ねる)
旅館 馬渡屋(寅さんが赤ん坊を連れた男と飲む)
映画にちなんだもの・グルメ
ソップ
(右手を怪我して不便そうに食事をする博におばちゃんが「気が付かなかったねえソップでも作ってやればよかったねえ」と言う。ソップとはSOUP=スープのことで、語源はオランダ語のsob。戦前、おばちゃんのように、庶民は“ソップ”と言っていた。)
(右手を怪我して不便そうに食事をする博におばちゃんが「気が付かなかったねえソップでも作ってやればよかったねえ」と言う。ソップとはSOUP=スープのことで、語源はオランダ語のsob。戦前、おばちゃんのように、庶民は“ソップ”と言っていた。)
パンダのぬいぐるみ
(1972年10月、東京上野動物園にジャイアント・パンダのカンカンとランランが来日。日本はパンダブームで、おもちゃ業界にパンダのアイテムが増えた。)
歌「好きになった人」「斎太郎節」「メーデー歌」「旅の夜風」「ククウェチカ」(ポーランド民謡)「ファニタ」(スペイン民謡)
キャスト
渥美清、倍賞千恵子、十朱幸代、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、中村はやと、月亭八方、春川ますみ、上條恒彦、ほか
スタッフ
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 原作:山田洋次
- 音楽:山本直純
- 撮影:高羽哲夫
- 美術:佐藤公信
作品データ
- クレジット:(C)1974 松竹株式会社
- 製作年:1974年
- 公開日:昭和49(1974)年12月28日
- 製作国:日本
- 配給:松竹株式会社
- 上映時間:104分
- 映倫区分:G
- オフィシャルサイト:http://www.tora-san.jp/index.html
ゆかりの地図
佐賀県唐津市呼子
佐賀県唐津市呼子町呼子
