男はつらいよ 第19作 寅次郎と殿様
愛媛県大洲市・松山市・伊予市
作品の概要
サイレント映画時代から昭和二十年代にかけて時代劇のヒーロー“鞍馬天狗”を演じ続けた剣劇スター・嵐寛寿郎をゲストに迎え、渥美清と珍妙かつ絶妙なやりとりを繰り広げる。 寅さんが大洲の旅館で出会う、美しきマドンナ鞠子に真野響子。殿様の侍従を演じた三木のり平のおかしさは、まさしくベテラン喜劇人ならではの味。夫に先立たれ、その想い出を胸に、懸命に働きながら、幸せを求めるヒロイン。殿様をめぐるエピソードの微笑ましさの中に、父と息子の嫁の、血が繋がらないがゆえの心の交流の美しさが繰り広げられていく。
『男はつらいよ 寅次郎と殿様』
DVD発売中 ¥3,990(税込) 発売・ 販売元:松竹 (c)1977 松竹株式会社 |
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ストーリー
旅先の寅さんは、伊予の国大洲で、わけありの若い女性・鞠子(真野響子)に親切にする。
その後、大洲の城跡で浮世離れした老人と知り合うが、その老人こそ、世が世なら伊予の殿様・藤堂久宗(嵐寛壽郎)であった。
饗応を受けた寅さんは、殿様の「次男の未亡人に一目会いたい」という願いを安請け合い。
しばらくして殿様は、とらやに「寅次郎君はおりますか」とやってくるが…
その後、大洲の城跡で浮世離れした老人と知り合うが、その老人こそ、世が世なら伊予の殿様・藤堂久宗(嵐寛壽郎)であった。
饗応を受けた寅さんは、殿様の「次男の未亡人に一目会いたい」という願いを安請け合い。
しばらくして殿様は、とらやに「寅次郎君はおりますか」とやってくるが…
地域ばなし
第19作では寅さんが愛媛県の大洲市・伊予市・松山市などを訪れました。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
愛媛県 伊予郡 双海町(現・伊予市)
予讃線 下灘駅(夢から醒める)
予讃線 下灘駅(夢から醒める)
愛媛県松山市
興居島 厳島神社(縁日で長靴の売をする)
愛媛県大洲市
おはなはん通り(鞠子が散策)
肱川河畔( 鵜飼舟を観る鞠子)
伊洲屋旅館(隣室の鞠子と知り合う)
伊予大洲城址(さくらにSOS電話・寅さんのお金を殿様が拾う)
東京都 葛飾区
青砥 青戸団地(鞠子を訪ねる)
東京都 江戸川区
南小岩(商店街で啖呵売)
映画にちなんだもの・グルメ
鮎
(寅さんが大洲の旅館で鞠子に「鮎の塩焼き」をごちそうして、お土産に「鮎の佃煮」も持たせる。)
(寅さんが大洲の旅館で鞠子に「鮎の塩焼き」をごちそうして、お土産に「鮎の佃煮」も持たせる。)
五百円札
(1951年〜1985年に製造。表は岩倉具視の肖像画で裏は富士山。ちなみに五百円硬貨の発行は1982年。)
山高帽
(殿様がとらやを訪ねた時のスタイル。蝶ネクタイに山高帽)
歌「鯉のぼり」「鞠と殿様」「浪曲 壺阪霊験記」
キャスト
渥美清、倍賞千恵子、真野響子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、中村はやと、寺尾聰、嵐寛壽郎、三木のり平、平田昭彦、ほか
スタッフ
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 原作:山田洋次
- 音楽:山本直純
- 撮影:高羽哲夫
- 美術:出川三男
作品データ
- クレジット:(c)1977 松竹株式会社
- 製作年:1977年
- 公開日:昭和52(1977)年8月6日
- 製作国:日本
- 配給:松竹株式会社
- 上映時間:99分
- 映倫区分:G
- オフィシャルサイト:http://www.tora-san.jp/index.html
ゆかりの地図
愛媛県大洲市
愛媛県大洲市