佐賀県佐賀市・茨城県大子町・愛知県名古屋市
作品の概要
第27作『浪花の恋の寅次郎』から吉岡秀隆が演じて来た、満男を主軸にすえた第42作。
浪人生にも関わらず満男は、高校の後輩の美少女・泉にぞっこん。
演じるは“国民的美少女”後藤久美子。家庭的に恵まれず、名古屋でミニクラブのママをする母・礼子(夏木マリ)に反発し、叔母を頼っての佐賀暮らし。
バイクで泉に会いに来た満男に、頑固な叔父・尾藤イサオは手厳しい。
しかし、寅さんは「満男をほめてやりたい」と意見をする。
『男はつらいよ ぼくの伯父さん』
DVD発売中 ¥3,990(税込)発売・ 販売元:松竹(c)1989 松竹株式会社
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ストーリー
満男は浪人生となり、予備校通いの毎日。勉強に身が入らず、さくらや博を心配させている。そこで久しぶりに戻って来た寅さんが、その悩みを聞くために浅草のどぜう屋で酒を酌み交わす。恋心を募らせる後輩の及川泉(後藤久美子)は両親の離婚で転校。一目会いたさに名古屋から、佐賀県へバイクを飛ばす満男。偶然にも寅さんと再会、二人で泉を訪ね、美しい叔母・寿子(檀ふみ)に迎えられるが、泉の伯父は教育者で・・・
地域ばなし
第42作では、寅さんと満男が、泉ちゃんが暮らす佐賀県佐賀市を訪れる。佐賀県の吉野ヶ里遺跡では満男と泉ちゃんに、寅さんがばったり出会う。佐賀県のイベント「第9回熱気球選手権」のシーンなどもある。電車のシーンは茨城県大子町を走っている水郡線。泉の母を訪ねて愛知県名古屋市にも立ち寄っている。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
佐賀県佐賀市
松原佐嘉神社(天衝舞)
嘉瀬町嘉瀬川河川敷(第9回熱気球選手権)
三日月町 山王神社
三日月町(泉の住む家)
東畑瀬公民館前のお堂(旧:佐賀郡富士町、泉と満男が柿を食べる)
古湯温泉(旧:佐賀郡富士町、郷土史会の人々と宿泊)
佐賀県立小城高校(旧:小城郡小城町、寅さんが泉を訪ねる)
唐津線小城駅(旧:小城郡小城町、寅さんが柴又に赤電話)
佐賀県三瀬峠(国道263号線で満男がバイク事故)
佐賀県 えびす旅館(満男が寅さんと再会)
佐賀県神埼市吉野ケ里遺跡(満男と泉が寅さんとばったり)
茨城県大子町 水郡線(寅さんお爺さんと揉める)
袋田駅(寅さんとお爺さん電車から降りて乱闘。駅長が仲裁に入って手打ち)
愛知県名古屋市(満男が泉の母・礼子を訪ねる)
映画にちなんだもの
古伊万里(泉の叔母の義父が、寅さんに自慢するのは代々伝わる古伊万里の絵皿。VOCの染め付けは、東インド会社のロゴで、オランダに輸出するために作られたもの。)
映級グルメ
映画に出てくるグルメ:どぜう鍋(寅さんが満男に、酒の飲み方を伝授するのが、浅草のどぜう屋。下町の名物「どぜう鍋」は庶民の味。泥鰌を丸のママ、鉄の小鍋で煮て、甘辛い割り下を入れて、ネギをのせ、薬味を入れて食べる。「どぜう」と表記するのは、「どじょう」の四文字では縁起が悪いと、江戸時代に浅草の老舗どぜう屋の初代主人が考案。)
キャスト
渥美清、吉岡秀隆、後藤久美子、倍賞千恵子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、関敬六、檀ふみ、夏木マリ、尾藤イサオ、今福将雄、じん弘、石井均、戸川純ほか。
スタッフ
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- プロデューサー:
- 原作:山田洋次
- 音楽:山本直純
- 撮影:高羽哲夫
- 美術:出川三男
作品データ
- クレジット:(c)1989 松竹株式会社
- 公開日:平成元(1989)年12月27日
- 製作国:日本
- 配給:松竹株式会社
- 上映時間:108分
- 映倫区分:G
- 受賞歴:第3回日刊スポーツ映画賞助演男優賞/吉岡秀隆(1990年)
- オフィシャルサイト:http://www.tora-san.jp/index.html
ゆかりの地図
小城高校 |
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