男はつらいよ 第5作 望郷篇

北海道札幌市・小樽市・千葉県浦安市

作品の概要

山田洋次監督が『続・男はつらいよ』以来、久しぶりにメガホンをとった作品。

父子の確執のエピソード、蒸気機関車のダイナミックな描写など、前半の重厚なドラマが一転、寅さんが労働者を目指す狂想曲への転調の楽しさ。

浦安の豆腐屋の杉山とく子、長山藍子、その恋人・井川比佐志は、それぞれテレビ版でおばちゃん、さくら、博(テレビでは博士)を演じている。

『男はつらいよ 望郷篇』
DVD発売中 ¥3,990(税込)
発売・ 販売元:松竹(c)1970 松竹株式会社

DVD・ブルーレイ

ストーリー

義理ある正吉親分(木田三千雄)危篤の報をうけ、寅さんと登は札幌へ向かう。息子に逢いたいと懇願する親分のために、寅さんは機関手の息子・石田澄雄(松山省二)を説得するが、拒まれてしまう。親分の死により、浮草稼業に嫌気がさした寅さんは、一念発起、堅気を目指し、裏の工場の労働者となる。しかし長続きはせずに、たどり着いたのは浦安の豆腐店「三七十屋(みなとや)」。その一人娘・節子(長山藍子)に惚れた寅さんは、大ハリキリで、労働にいそしむが・・・

 

地域ばなし

第5作では、北海道札幌市・小樽市を訪れ、千葉県浦安市で額に汗して、地道に働いている。

映画のストーリー上の舞台

北海道札幌市・小樽市・千葉県浦安市。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

北海道札幌市(正吉親分の入院している病院)

北海道小樽市(親分の息子を探す)

函館本線の小樽〜小沢(SL(D51-27)をタクシーで追いかける)
函館本線・銀山駅(汽車が通過してしまう)
函館本線・小沢駅(北海道岩内郡共和町小沢、追いついて話しをする)
小沢駅前の末次旅館(寅さんと登が宿泊)

千葉県東葛飾郡浦安町(現・浦安市:「三七十豆腐店」で働く)
千葉県浦安市堀江の清瀧神社(啖呵売)

映画にでてくる地域の料理・地場産品

豆腐、油揚げ(三七十屋とうふ店で、額に汗して働く寅さんが、せっせと揚げている。宅急便のない時代、寅さんは郵便小包をとらやに送付するが、夏場なので、大変な事に・・・)

キャスト

渥美清、長山藍子、倍賞千恵子、笠智衆、森川信、前田吟、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、杉山とく子、井川比佐志、津坂匡章(現:秋野太作)、木田三千雄、谷村昌彦、松山省二ほか。

スタッフ

作品データ

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函館本線・小沢駅
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