男はつらいよ 第9作 柴又慕情

石川県金沢市・福井県東尋坊・愛知県春日井市

作品の概要

吉永小百合を迎え、適齢期の娘と娘を手放すことができない男やもめの父のエピソードが展開される。

ベテラン俳優・宮口精二演じる修吉と寅さんのやりとりや、「本当の幸福」について真剣に悩むヒロインの姿が、さまざまな挿話のなかで描かれる。本作より二代目おいちゃんとして、松村達雄が登場。

「貸間あり」騒動の不動産屋を、軽演劇のベテラン佐山俊二が好演。

 

『男はつらいよ 柴又慕情』 DVD発売中 ¥3,990(税込) 発売・ 販売元:松竹 (c)1972 松竹株式会社

 
 

ストーリー

「貸間あり」の札に憤慨して店を飛び出した寅さんは、不動産屋で下宿を探すが、案内されたのは、なんととらやだった。

旅の空の寅さんは、福井でOL三人組と楽しいひとときを過ごし、柴又へ帰ってくる。

三人組の一人で、どこか寂しげな高見歌子(吉永小百合)は、小説家の父・高見修吉(宮口精二)とのぎこちない関係に悩んでいた。そんな歌子が柴又を訪ね、寅さんは色めき立つ・・・

 

地域ばなし

第9作では、石川県金沢市・小松市・福井県永平寺町永平寺・三国町東尋坊などを寅さんが訪れている。

歌子が結婚した陶芸家が働いているのは、愛知県春日井市高蔵寺町の窯場。

(当時は、国鉄が「ディスカバージャパン」のキャンペーンを始め、女性誌「アンアン」や「ノンノ」の若い女性読者が日本各地を観光旅行していた。歌子もいわゆる「アンノン族」です。)

映画のストーリー上の舞台

石川県金沢市・小松市・福井県永平寺町永平寺・三国町東尋坊・愛知県春日井市高蔵寺町など。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

石川県金沢市
兼六園(啖呵売、歌子とすれ違う)
丸の内・金沢城跡前(バイをする)
犀川沿いの旅館 (登と再会)

石川県小松市
尾小屋鉄道・金平駅(夢から醒める)

福井県吉田郡永平寺町
永平寺(歌子たちが観光)

福井県・京福電車の京善駅近くの食堂(戸枝屋で寅さんと歌子たち出会う)

福井県坂井郡三国町東尋坊(寅さんと歌子たちバス旅行)

福井県永平寺町・京福電鉄・東古市駅(寅さんと歌子たち別れ)

愛知県春日井市高蔵寺町(結婚した歌子と鈴木正国の窯場)

映画にでてくるグルメ

味噌田楽(福井県の京福電車の京善駅近くの食堂で出会った歌子たちに寅さんが御馳走する。具を串刺しにした様子が、田圃に棒を立てて踊る「高足の舞」に似ていることから、田楽と名付けられたといわれている。)

キャスト

渥美清、倍賞千恵子、吉永小百合、松村達雄、三崎千恵子、前田吟、沖田康浩、太宰久雄、笠智衆、佐藤蛾次郎、津坂匡章(現:秋野太作)、宮口精二、青空一夜、桂伸治、佐山俊二、高橋基子、泉洋子、吉田義夫、中田昇ほか。

スタッフ

作品データ

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福井県東尋坊

福井県坂井市三国町東尋坊
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