神様の思し召し

ローマ(イタリア)

作品概要

(c)2015 WILDSIDE

巧みな展開に笑わされ、やがて人間の心の奥深さに感動する、フィールグッドな大人のコメディドラマ。
トンマーゾは腕利きの心臓外科医。しかし自分の腕の良さを隠そうともしない傲慢な性格だ。長年連れ添っている妻カルラとの仲は冷え気味である。子供はふたり。姉のビアンカは、ずぼら人間だ。期待をかけている弟のアンドレアは、医大に通わせ、トンマーゾの後を継ぐ準備もできている。しかし、最近アンドレアの様子がおかしい。アンドレアの告白の前に、家族全員が心の準備をするが、それは全く予想もしない内容だった!

既に脚本家としてのキャリアも長いファルコーネ監督は、伝統的なイタリアのコメディ映画を愛しており、監督第1作となる本作では、身の回りの現実をユーモラスに、かつ世俗的に描くことを目指したという。巷にはびこる、聡明なふりをしながら自分の欠点には全く目を向けないような人間たちをモデルに、傲慢な医者のキャラクターを作り、神父との出会いで彼の人生と価値観がひっくり返ってしまうドラマを完成させた。「軽いコメディであるが、軽すぎない」と監督が自ら語るように、不寛容が蔓延する現代社会において、人の心が本来持っている柔軟性と優しさに気付かせてくれる貴重な作品となり、イタリア本国におけるファルコーネ監督への評価も急上昇している。

第28回東京国際映画祭
映画祭上映

地域ばなし・ロケ地

イタリア
ローマ

映画にちなんだもの

オートバイ、教会、神父の集会、ペンキ塗り、心臓外科手術、学生デモ

映級グルメ

ピッツァ(アンチョビ、マルゲリータ、など)、洋ナシ

キャスト

マルコ・ジャッリーニ、 アレッサンドロ・ガスマン、 ラウラ・モランテ、 イラリア・スパーダ、 エドアルド・ペーシェ、 エンリコ・オティケル

スタッフ

監督/脚本 : エドアルド・ファルコーネ
脚本 : マルコ・マルターニ
プロデューサー : マリオ・ジャナーニ
プロデューサー : ロレンツォ・ミエーリ
音楽 : カルロ・ヴィルズィ
撮影監督 : トンマーゾ・ボルグストロム
編集 : ルチャーナ・パンドルフェッリ
衣装 : ルイジ・ボナンノ

作品データ

クレジット:(c)2015 WILDSIDE
製作年:2015年
製作国:イタリア
上映時間:87分

ゆかりの地図

ローマ
41.891079,12.493633
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