北海道網走市・士別市、東京都新宿区
作品概要
(C) 東映
雄大な北海道の大自然を背景に、アクション作品に定評のある石井輝男監督が、好漢・高倉健を主演にむかえ長年温めてきた題材を遂にスクリーンに叩きつけた傑作。渋みのある演技陣が男たちのドラマを繰り広げ、スケールの大きなサスペンスドラマを盛り立てるなか、高倉健が歌う哀愁に満ちた主題歌が切なく響くシリーズ第1弾。
ストーリー
酷寒の地、北海道・網走刑務所で、一つの手錠で結ばれた二人の囚人。貧農の家を飛び出し、やくざの世界に足を踏み入れて傷害事件で服役中の任侠やくざ・橘真一と、強盗、強姦、殺人未遂、前科五犯のしたたか者・権田権三である。雑居房でも二人はことある事に反発しあうが、そんな折、橘は権田らの脱獄計画に巻き込まれる。追っ手の銃弾が炸裂する中、手錠という腐れ縁で繋がった橘と権田。二人は、果てしなく続く大雪原を突き進んでゆく……。
地域・建築ばなし・プロダクションノート
北海道網走市・士別市などでロケーション撮影されました。
網走駅のシーンは、北浜駅でロケ撮影されました。
新宿の繁華街でロケーション撮影されました。
網走刑務所の一部が移築され「博物館網走監獄」となっています。「博物館網走監獄」は明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を保存公開している野外歴史博物館です。
2006年に博物館網走監獄の正門前に石碑が建てられました。石碑には「映画監督・石井輝男の作品『網走番外地』のシリーズは、網走刑務所を舞台に作られた。石井監督の墓は、網走市内 潮見墓園にある。」と刻まれています。
石井輝男監督が所有していた『網走番外地』の台本等が同博物館に寄贈されています
2021年9月25日より丸の内TOEI『高倉健特集』にて『網走番外地』がデジタル上映されました。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
北海道
網走市:網走刑務所(外観)、北浜駅
東京都
新宿区:新宿
映画にちなんだもの
雪山、林道、トロッコ、ソリ、機関車、懲罰房、検身所、極道、カラス、トランジスターグラマー、タバコ、シケモク
映級グルメ
映画に出てくるグルメ:イモ
キャスト
高倉健、丹波哲郎、南原宏治、嵐寛寿郎、待田京介、田中邦衛、安部徹
スタッフ
- 監督:石井輝男
- 脚本:石井輝男
- 企画:大賀義文
- 原作:伊藤一
- 音楽:八木正生
- 主題歌:高倉健「網走番外地」
- 撮影:山沢義一
- 照明:大野忠三郎
- 美術:藤田博
- 録音:加瀬寿士
- 編集:鈴木寛
作品データ
- クレジット:(C) 東映
- 製作年:1965年
- 公開日:1965年4月18日
- 製作国:日本
- 配給:東映
- 上映時間:92分
- 映倫区分:G
- DVD・ブルーレイ:Blu-ray&DVD発売中 各3,080円(税込)発売:東映ビデオ
ゆかりの地図
網走監獄 |
網走監獄 |