蘇る玉虫厨子 -時空を超えた技の継承-

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺・岐阜県高山市・石川県輪島市

作品の概要

文部科学省特選

飛鳥時代の美術品で最高傑作といわれる国宝「玉虫厨子」を、現代に蘇らせようとする壮大なプロジェクトに密着。

国宝再建に挑戦することにより、「伝統技術を後世に伝える」ことの大切さを訴え、過去と現在との職人たちの心の会話を通じ日本人としての「魂」の源流に迫った作品。

ドキュメンタリー映画として高い評価を得ている。

平成の名工達と飛鳥の職人、1300年の時空を超えた対話が始まった。

(C)平成プロジェクト2008

テレビ配信
2015年3月31日終了
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ストーリー

 

玉虫の輝きをもう一度…。飛鳥時代の職人達がつくりあげた最高傑作、国宝「玉虫厨子」を、現代によみがえらせようとする壮大なプロジェクトが立ち上がった。

全国から集まった平成の匠たちと、1300年前の職人との時空を超えた゛技゛の対話が始まった。

現代の名工は飛鳥の技を超えられるのか。

地域ばなし

法隆寺の国宝「玉虫厨子」。平成16年春に立ちあがった「玉虫厨子復元プロジェクト」のドキュメンタリーです。飛騨高山や輪島など、平成の匠たちが繰り広げる壮大なプロジェクトです。

資金調達から、資料調査、材木や玉虫の羽の収集から腕利きの職人の手配まで、全国各地から集まった「玉虫厨子」復元チームの苦悩と興奮、熱意と葛藤の日々を追っています。

(参考)国宝「玉虫厨子」とは・・・ 飛鳥時代に作られもとは法隆寺の金堂に安置されていた、仏堂形の厨子(仏像を安置する両扉の箱)で日本国宝とされています。建築様式的には法隆寺の西院伽藍よりやや古い時代を示し、飛鳥時代の建築、工芸、絵画の遺品として重要です。透かし彫りの飾金具の下に本物の玉虫の羽を敷き詰めて装飾したことからこの名があります。現在、玉虫の羽は一部に残るのみで、当初の華麗さを想像するのはむずかしい状態です。 厨子の扉や壁面の装飾画も著名で、釈迦の前世物語である「捨身飼虎図」(しゃしんしこず)、「施身聞偈図」(せしんもんげず)は特によく知られています。

地域でおこったエピソード

2008年4月、輪島塗の蒔絵師立野敏昭さんと 塗師坂本茂雄さんが働く輪島市で完成披露上映会が開催されました。

2008年7月、「洞爺湖サミット」ゼロミッションハウス内で、映画「蘇る玉虫厨」の英語版「The Jewel Beetle Shrine Resurrected」Awakening the Spirit of 1400 Year-old Japanese Artisans (よみがえる1400年の時を超えた日本の職人技)が公式上映されました。

2008年8月、飛騨高山茶の湯の森にて「平成の玉虫厨子」記念茶会が開催されました。

2008年8月、北海道旭川市で、同市出身の乾弘明監督の凱旋上映会が開催されました。

映画のストーリー上の舞台

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺・岐阜県高山市・石川県輪島市

ロケ地

奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺・岐阜県高山市・石川県輪島市

映画にでてくる地域の料理・地場産品

国宝「玉虫厨子」

玉虫グッズ(ストラップ、ペンダント)

キャスト

出演&語り:三國連太郎

出演::大野玄妙(法隆寺管長)、中田秋夫、八野明、改田剛、立野敏昭、山田耕健、坂本茂雄ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

法隆寺
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−1
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