東京都世田谷区、埼玉県さいたま市、群馬県桐生市、千葉県船橋市、栃木県佐野市、茨城県つくばみらい市
作品概要
(C)松竹ブロードキャスティング
ある日突然、この世を去った鈴木家の長男・浩一。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。母への嘘がばれないよう奮闘する父と娘の姿をユーモアたっぷりに描きつつ、悲しみと悔しみを抱えながら再生しようともがく家族の姿を丁寧に優しく紡ぐ感動作。数々の映画で助監督を務めてきた野尻克己の初監督作で脚本も自ら手掛けたオリジナル。父役に岸部一徳、母役に原日出子、長男役に加瀬亮が扮し、いずれも見事な演技を披露するほか、瀬々敬久監督作『菊とギロチン』で注目の新星・木竜麻生が長女役を演じる。また岸本加世子や大森南朋ら日本を代表する演技派が脇を固め、気鋭の新人監督のデビューに華を添えている。
ストーリー
鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)がある日突然この世を去った。母・悠子(原日出子)はショックのあまり意識を失ってしまう。 浩一の四十九日。父・幸男(岸部一徳)と娘の富美(木竜麻生)は、名古屋で冠婚葬祭会社を経営する幸男の妹・君子(岸本加世子)、アルゼンチンで事業を始めたばかりの悠子の弟・博(大森南朋)とともに、意識を失ったままの悠子の今後について話し合っていた。そんな中、悠子が病室で意識を取り戻す。慌てて幸男、富美、君子、博が病院に駆けつけると、彼らの姿をみて驚きながら、悠子が尋ねる。 「浩一は?」 思わず目を見合わせる4人。そこで富美はとっさに「お兄ちゃんは引きこもりをやめてアルゼンチンに行ったの。おじさんの仕事を手伝うために」と嘘をつく。「お父さん、本当?」と感極まった様子の悠子に、幸男は「ああ」と返すしかなかった。 母の笑顔を守るべく、父と娘の奮闘が始まった。父は原宿でチェ・ゲバラのTシャツを探し、娘は兄になりかわって手紙をしたためるなど、親戚たちも巻き込んでのアリバイ作りにいそしむ。 そんななか、博がアルゼンチンの事業から撤退することが決まった。母への嘘の終わりが近づいていたーー。
予告編
予告編配信の使用許諾権:地ムービー
地域ばなし・プロダクションノート
新体操のシーンは、国士舘大学の協力のもとに撮影されました。
木竜麻生さんは、同大学で4カ月の新体操特訓に取り組み(新体操指導:山本里佳さん)、国士館大学はロケ地にもなっています。
劇中の嘘に、アルゼンチンのサンホルヘ湾(地名)が出てきます。
ロケ地
東京都
世田谷区:国士館大学
埼玉県
さいたま市:大宮
群馬県
桐生市:桐生厚生総合病院
千葉県
船橋市
栃木県
佐野市
茨城県
つくばみらい市:茨城県355号東楢戸真瀬線
映画にちなんだもの
グリーフケア、逆行性健忘、新体操、タンゴ、毒蝮三太夫のラジオ番組、ひきこもり、自殺、納骨、コウモリ、吸血蝙蝠、チェ・ゲバラのTシャツ、アルゼンチンの赤エビ、ソープランド、遺骨、ダイヤモンド
映級グルメ
映画に出てくるグルメ:オタフクソース、オムレツ、よもぎ餅、ソーメン、バースディケーキ、アスタキサンチン(抗酸化物質)、日本そば、天ぷら、うどん、きゅうり
支援
国士館大学、帝京大学、他
キャスト
岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、吉本菜穂子、宇野祥平、山岸門人、川面千晶、島田桃依、金子岳憲、レベッカ・ヤマダ、政岡泰志、岸本加世子、大森南朋
スタッフ
監督:野尻克己
脚本:野尻克己
製作:井田寛
エグゼクティブプロデューサー:深田誠剛
企画・プロデュース:小野仁史
プロデューサー:近藤貴彦
音楽:明星
主題歌:明星
音響効果:吉田優貴
撮影:中尾正人
照明:秋山恵二郎
録音:小川武
美術:渡辺大智、塚根潤
衣装:小里幸子
ヘアメイク:豊川京子
編集:早野亮
作品データ
- クレジット:(C)松竹ブロードキャスティング
- 製作年:2018年
- 公開日:2018年11月16日
- 製作国:日本
- 配給:松竹ブロードキャスティング、ビターズ・エンド
- 上映時間:133分
- 映倫区分:PG12
- オフィシャルサイト: http://suzukikenouso.com
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