男はつらいよ 第33作 夜霧にむせぶ寅次郎

岩手県紫波町・盛岡市・北海道釧路市・根室市・養老牛温泉

作品の概要

寅さんが渡世人として、同じ渡世人のトニーと渡り合う。これまでのシリーズでは描かれなかった、寅さんが生きる世界が垣間見える。

冒頭 盛岡で、かつての舎弟・登(秋野大作)と再会し、渡世人稼業のわびしさを知った寅さんが、風子にだけは幸せになって欲しいと願うが、トニー、風子、寅さんの関係は、いずれも放浪者の孤独をにおわせている。

渡瀬恒彦の持つ不良性と、中原理恵演じる風子の危うさを、釧路の夏を象徴する霧笛のイメージが彩る。風子と寅さんと共に、逃げた女房を訪ねる旅をする中年男・福田栄作に佐藤B作。

『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』
DVD発売中 ¥3,990(税込)
発売・ 販売元:松竹
(c)1984 松竹株式会社

ストーリー

初夏の釧路で、根無し草の風子(中原理恵)に、かつての自分の姿を見た寅さんは、彼女を道連れに旅をする。

根室で叔母の世話で理容室につとめることになり、落ち着いたかのように見えた風子だったが、旅回りのサーカス一座のオートバイ乗り・トニー(渡瀬恒彦)に惹かれてまた旅暮らしとなる。柴又に帰って来た寅さんに届いた報せは、風子が病床についているという話だった・・・

地ムービーなわけ(地域との関わり)

第33作では、岩手県紫波町(しわちょう)・盛岡市・北海道釧路市・根室市・中標津町養老牛温泉などを寅さんが訪れている。

映画のストーリー上の舞台

岩手県紫波町・盛岡市・北海道釧路市・根室市・中標津町養老牛温泉、茨城県牛久沼(栄作がマイホームを購入)

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

岩手県紫波郡紫波町
願圓寺の鐘楼(お婆さんのたき火で寅さんがむせる)
新山神社・里宮(少年野球のキャッチャーのマスクに面を使う)

岩手県盛岡市盛岡城跡公園(岩手公園:登と再会)

北海道釧路市
釧路幣舞橋(ぬさまいばし:風子と出会う)
根室本線・茶内駅(栄作を見送る)

北海道厚岸郡浜中町汐見橋(霧多布へ行く途中、寅さんたちがやってくる)

北海道根室市根室新緑まつり(バイ)

北海道標津郡中標津町養老牛温泉(風子の結婚式に出席しようと山越え)

標津線・計根別(けねべつ)駅(廃線:さくらたちが結婚式で養老牛温泉へ)

映画にでてくる地域の料理・地場産品

ステーキ(寅さんが釧路で風子に奢ったのがステーキ)

キャスト

渥美清、倍賞千恵子、中原理恵、渡瀬恒彦、前田吟、吉岡秀隆、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、美保純、佐藤蛾次郎、笠智衆、佐藤B作、秋野太作、中川加奈、人見明、谷幹一、加藤武ほか。

スタッフ

作品データ

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岩手県紫波町
岩手県紫波郡紫波町

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