男はつらいよ 第39作 寅次郎物語

大阪市天王寺、和歌山市、奈良県吉野町、三重県伊勢志摩・二見浦

作品の概要

寅さんの生い立ちを思わせる秀吉少年が、小さなリュックに亡父の位牌を忍ばせている姿に、おばちゃんは涙を流す。

行きずりの旅の宿で、寅さんと秀吉に親切にしてくれる化粧品のセールスウーマン・隆子に秋吉久美子。生死の境をさまよう子供を看病した二人は、いつしか本当の夫婦のような気持ちが芽生えてくる。

朴訥としながら存在感ある秀吉少年の、瞼の母に五月みどり、病床の彼女を手厚く看護している真珠店の主人に河内桃子。そして、二代目おいちゃんだった松村達雄扮する老医者のユニークなキャラクター。彼らの話芸が堪能できる、心温まる名篇。

『男はつらいよ 寅次郎物語』
DVD発売中 ¥3,990(税込)
発売・ 販売元:松竹
(c)1987 松竹株式会社

ストーリー

福島から寅さんを訪ねてきた秀吉少年。父親である寅さんのテキヤ仲間の政吉が亡くなり、位牌を持って施設から逃げて来た秀吉には、産みの母がいるという。

寅さんは秀吉を連れて、大阪から和歌山へと、母を訪ねる旅を続ける。ある夜、奈良県吉野の旅館で、秀吉は旅の疲れから高熱を出す。隣の部屋の客・隆子(秋吉久美子)は協力を申し出て、寅さんと共に夜を徹しての看病をする。いつしか「とうさん、かあさん」と呼び合うようになった寅さんと隆子だったが・・・

地域ばなし

第39作では、大阪市天王寺、和歌山市、奈良県吉野町、三重県伊勢志摩・二見浦などを寅さんが訪れた。

映画のストーリー上の舞台

大阪市天王寺、和歌山市、奈良県吉野町、三重県伊勢志摩・二見浦ほか。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

大阪市天王寺駅前派出所(秀吉を連れ不審人物と間違われる)、大阪市天王寺界隈の旅館(秀吉と宿泊)

和歌山県和歌山市・和歌山駅(ふでを探しにやってくる)・和歌浦(温泉旅館を訪ね歩く)

奈良県吉野町(旅館「八木屋翠山荘」で隆子と出会う)・金峯山寺仁王門・萬松堂・蔵王堂(隆子と身の上を話す) 近鉄吉野線・大和上市駅(隆子が見送る)

三重県志摩市賢島(松井真珠店にふでを訪ねる)、三重県伊勢市二見町・二見興玉(ふたみおきたま)神社(啖呵売)

映画にでてくる地域の料理・地場産品

せんべい(大きな煎餅の袋を秀吉が抱えている。この煎餅は「九助」と呼ばれる、壊れた煎餅がタップリつまった、お買い得品と思われる。)

真珠(寅さんが秀吉の母・ふでの消息を尋ねて三重県志摩市・伊勢志摩国立公園の賢島の松井真珠店にたどり着く。伊勢志摩といえば真珠の産地として世界的に名高い。)

キャスト

渥美清、倍賞千恵子、秋吉久美子、五月みどり、伊藤祐一郎、前田吟、吉岡秀隆、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、美保純、河内桃子、イッセー尾形、笹野高史、谷よしの、松村達雄、すまけいほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

 

奈良県吉野町・金峯山寺
奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2498

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