男はつらいよ 第41作 寅次郎心の旅路

ウィーン(オーストリア)、アムステルダム(オランダ)、宮城県松島町・登米市・栗原市、静岡県沼津市

作品の概要

オーストリア ウィーン市の積極的な招聘を受け、ついに寅さんがヨーロッパへ。

寅さんが海外に出たのはシリーズ初。

ところが、ドナウ川を江戸川に見立て、神父を御前様と呼ぶ、マイペースぶりには国境はない。

マドンナにはこれが三作目となる竹下景子。

ヨーロッパに来たものの、そのまま居着いて帰国することもできなくなったヒロインを好演。

久美子の後見人的な存在のマダムに淡路恵子。

風光明媚なウィーンの初夏を背景に、寅さんの楽しい日々が描かれる。

『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』
DVD発売中 ¥3,990(税込)
発売・ 販売元:松竹
(c)1989 松竹株式会社

 
 

ストーリー

東北を走るローカル線、栗原電鉄に寅さんが乗っていると、疲れ果てたサラリーマン・坂口兵馬(柄本明)が線路に寝転んで自殺未遂。その夜、旅館で兵馬の胸の内を聞き優しく励ましているに、兵馬にウィーン旅行に誘われてしまう。断るつもりが、結局オーストリアに同行してしまった寅さんは、絵画や文化に一切興味を示さない。ところが、現地でガイドをしている久美子(竹下景子)と出会い、さらに金町出身のマダム(淡路恵子)と知り合い、すっかり日本にいる気分。やがて久美子の悩みを聞くうち、寅さんは・・・

地域ばなし

第41作では、寅さんは海外へ。オーストリアのウィーン、オランダのスキポール空港で迷子になっています。国内も宮城県松島町・登米市・栗原市、静岡県沼津市などを訪れています。ウィーンの観光名所が物語におりまぜられています。

地域でおこったエピソード:
ウィーンからの誘致もあって初の海外ロケが実現しました。
ウィーンを舞台にした映画「第三の男」のパロディも随所に見られます。

映画のストーリー上の舞台:
オーストリア・ウィーン、オランダ・アムステルダム、オランダのスキポール空港、宮城県松島町・登米市・栗原市、静岡県沼津市など。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

オーストリア
ウィーン:シェーンブルーン宮殿・美術史博物館・聖シュラファン寺院・ホーフブルグ宮殿、ウィーントラム)

ドナウ沿い:デュルンシュタイン、バイセンキュルヘン

オランダ
スキポール空港(寅さんが迷子で柴又へ電話)
アムステルダム(久美子がガイドをしている)

宮城県
松島町(観光船に寅さん)・瑞巌寺参道(バイをする)
登米市〜栗原市間の栗原電鉄(坂口兵馬が自殺未遂)
栗原市の花園旅館(寅さんが兵馬と同宿)

静岡県
沼津市内浦三津の気多神社(気多大社夏祭りで、オーストラリアウィーン製バックの啖呵売)

映画にちなんだもの・グルメ

ウィンナシュニッツエル(ウィンナ・コーヒー、ザッハトルテ、と共にウィーン名物として、世界的に親しまれているウィンナシュニッツエル。ビーフやポークのカツレツに、レモンの絞り汁をかけて食べる。ウィーン風カツと呼ばれるが、油で揚げるのではなく、ラードで焼くのがレシピ。もとは、イタリアに遠征したオーストリア軍がミラノ風カツレツを持ち込んだもの。)

カップ麺(ウィーンで寅さんが、カップ麺を食べようとしている。)

支援

オーストリア・ウィーン、オランダ・アムステルダム、オランダのスキポール空港、宮城県松島町・登米市・栗原市、静岡県沼津市ほかの皆さま 他。協力はKLMオランダ航空など。

キャスト

渥美清、竹下景子、柄本明、倍賞千恵子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、吉岡秀隆、笠智衆、佐藤蛾次郎、淡路恵子、イッセー尾形、関敬六、武野功雄、笹野高史、西川ひかる ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

 

静岡県沼津市気多神社
静岡県沼津市内浦三津

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