メゾン・ド・ヒミコ

静岡県御前崎市・牧ノ原市

作品の概要

ファンタジックな世界観と普遍的でリアルな恋愛感情を活写し、観客の心を魅了した『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督×渡辺あや脚本コンビによるオリジナルストーリー。

癌に冒されている父親とその恋人である若い男、そしてゲイである父を嫌う娘。一見、衝撃的ともいえる設定ですが、実は誰にでもあるごく普遍的なことを描いています。

人と人との間にはどうにもならない“壁”があること。そして、その壁の向こう側の人をふと好きになってしまう瞬間があるということ。どうしてもその人を感じたいという衝動を抑えられない気持ち。だからこそ、人間は可笑しくていとおしい。見終わった後には、暖かな感動がじんわりと心に染みてくる作品です!

主演のオダギリジョーと柴咲コウ、共演の田中泯が、複雑なキャラクターたちを魅力的に演じ、18年振りに映画音楽を担当した細野晴臣が、優しくて繊細な五感に響く音色で、複雑に形を変えていく人々の心の襞を奏でています。

発売中 ¥4,935(税込)
発売:アスミック
©2005「メゾン・ド・ヒミコ」製作委員会

 
 
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ストーリー

塗装会社で事務員として働く沙織。ある日、彼女のもとに若くて美しい男・春彦が訪ねてくる。彼は、沙織と母親を捨てて出て行った父の恋人だった。沙織の父は、ゲイバー「卑弥呼」の二代目を継いだが、今はゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を創設、その館長を務めているらしい。

春彦は、その父が癌で余命幾ばくもないと言い、ホームを手伝わないかと誘う。父を嫌い、その存在さえも否定して生きてきた沙織だが、破格の日給と遺産をちらつかせて、手伝いに行くことを決意する。

死にゆく父親、その父親を愛する春彦、そんな二人を見つめる沙織・・・いつしか三人に微妙で不思議な関係が芽生えていく。

地域ばなし

静岡県御前崎市・牧之原市などの支援を受け、その地域で撮影がされています。

物語の舞台となるゲイの老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」は、遠州灘の大海原を見渡せる素敵なロケーションで、ファンタジックとリアルを美しく融合させています。

映画のストーリー上の舞台:フィリピンに実在するゲイ専門の老人ホームに着想を得たオリジナルストーリーです。ゲイ専門の老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」のような施設はフィリピンに実在しています。

ロケ地

ゲイの老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」は、静岡県御前崎市のウェルカムティーというレストラン(ロケハンでは関東近県をくまなく探し回ったようで、ようやく見つけた施設。平成19年10月30日に閉店。もともと閉店する予定だった。)

クラブのシーンは、御前崎グランドホテルのクラブ龍宮(実際は、映画のような催しをしているクラブではない。)

この映画を支援した企業・団体・個人

撮影協力:御前崎市、相良町(現:牧ノ原市)、Cafe Welcome Tea、フィルムコミッション静岡シーサイト、グランデ、静岡オリエンタル自動車、Artemis、さつき自動車、ペンション リリカル、海の家FUJIYA、民宿岬、民宿美宇良、若竹荘、しずてつジャストライン、御前崎グランドホテルほか

キャスト

オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊ほか。

スタッフ

作品データ

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静岡県牧之原市
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