ローマの休日(Roman Holiday)

ローマ

作品の概要

 

 

オードリー・ヘップバーン主演の不朽の名作。

オードリー・ヘプバーンがジェラードを手にする「スペイン広場」、子供のようにこわごわと手を入れた「真実の口」、グロゴリー・ペックの小型スクーターで走り抜けるコロシアム、カフェ・グレコ、コロンナ宮殿、パンテオン、それからトレヴィの泉など、ローマの至る所がロケ地になっている。

映画を見ている側からすると、あたかもローマ観光をしている感じになり、映画による観光振興のお手本といわれている映画でもある。

 

ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューマスター版スペシャル・コレクターズ・エディションDVD発売元:パラマウント ジャパン価格:2,625円(税込)発売日:2008年06月20日発売(発売中)
Copyright © 1953 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.TM, ® & Copyright © 2003 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 
 

ストーリー

ヨーロッパ最古の王室の王位継承者、アン王女は、公務に縛られた毎日にうんざりして、親善旅行で訪れたローマの宮殿から脱走を図る。そんな彼女にたまたま出会ったアメリカ人の新聞記者ジョーは、突如転がり込んだ大スクープのチャンスに俄然興奮。王女と知らないふりをしてローマのガイド役を買って出た彼は、市外観光にはしゃぐアンの姿を同僚のカメラマン、アービングにこっそりと撮影させる。束の間の自由とスリルを満喫するうちにアンとジョーの間い強い恋心が芽生えるが・・・。

地域ばなし

映画「ローマの休日」は、マーシャルプランによって一時的にドルが凍結されたため、ドルをローマで使ってもらうために映画が製作された一面があります。ワイラー監督は製作にあたって、ローマですべてロケ撮影をすることを主張しました。 (当時は、ロケとスタジオを組み合わせて撮影するのが一般的でした。)

地域でおこったエピソード:「ローマの休日」が公開された後にローマの観光客は急増し、それ以降今日まで、「ローマの休日」は、ローマの観光資源になっています。

(参考)マーシャルプランとは:1947年から始まったアメリカの欧州復興計画。第2次世界大戦で疲弊した西欧諸国の経済復興に大いに貢献した。全欧州を対象にしていたが、反共主義を前提とした。この計画の総援助額は約139億ドルに達したといい、その多くはイギリス、フランス、オランダ、西ドイツ、そしてイタリアの5カ国に供与された。ただ一方で、その援助額の約7割がアメリカの余剰農産物などの購入にあてられアメリカの輸出が拡大したようである。そのためにドルが一時凍結した。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

イタリア:ローマ
トレヴィの泉
コロッセオ
真実の口
シナゴーグ
スペイン階段
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
パンテオン
サンピエトロ広場
サンタンジェロ城
共和国広場
セヴェルスの凱旋門
フォロ・ロマーノ
テヴェレ川
バルベリーニ宮
コロンナ宮ほか。

映画に出てくるグルメ

スペイン階段のジェラート

キャスト

オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、ハートリー・パワー、ハーコート・ウィリアムズ、マーガレット・ローリングス、トゥリオ・カルミナチほか。

スタッフ

作品データ

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イタリア

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