山形県寒河江市・静岡県沼津市・長野県小諸市
作品の概要
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寅さんが決然と「己を知るために」学問を志す。 その動機はなんと、美しきマドンナという不謹慎さ。 喫茶店で寅さんが初対面の礼子に「何のために学問をするのか?」と質問をするが、それは旅先で出会った僧侶(大滝秀治)の言葉を鵜呑みにしたもの。 マドンナに樫山文枝を迎え、映画やテレビの『日本沈没』で地震学者を演じていた小林桂樹が、役名も同じ田所先生として登場! 巻頭で寅さんを「瞼の父かも?」と、訪ねてくるのは、人気アイドルだった桜田淳子。 『男はつらいよ 葛飾立志篇』 |
ストーリー
寅さんを訪ねた女学生・最上順子(桜田淳子)は、もしや寅さんが実父ではないかと、さくらたちを困惑させる。ひと騒動あって、寅さんはまたもや旅の人。その間に、御前様の親戚の大学助手の筧礼子(樫山文枝)がとらやに下宿することになる。柴又に戻ってきた寅さんは、俄然向学心に燃え、礼子が家庭教師となる。伊達眼鏡をかけて猛勉強する寅さんは、やがて礼子の恩師・田所教授(小林桂樹)と意気投合する。その田所は礼子に思慕を寄せていた・・・
地域ばなし
第16作では山形県寒河江市・静岡県沼津市・長野県小諸市などを寅さんが訪れています。山形県上山市かみのやま温泉、山形県大江町の最上川渡し舟が映っています。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
長野県小諸市(荷馬車でうたた寝)
山形県
上山市:かみのやま温泉、上の山観音(湯の上観音)、水岸山・観音寺の祭礼(寅さんが啖呵売)
大江町(最上川の渡し舟)
寒河江市:慈恩寺(お雪さんのお墓参)
山形県・左沢線(キハ100系)
静岡県
沼津市:西浦付近(寅さんと田所先生の旅が続く)
東京都
葛飾区:金町「すずらん通り商店街」
映画にでてくるグルメ
うなぎ(順子をもてなそうと、寅さんが御馳走をおばちゃんやさくらに準備させる。出前でうなぎを取ろうとすると、おばちゃんは「あたし、うなぎ嫌いだよ」といい、「さくらちゃんもだよ」とだめ押しをする。)
キャスト
渥美清、樫山文枝、桜田淳子、倍賞千恵子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、西川ひかる、中村はやと、米倉斉加年、大滝秀治、小林桂樹ほか。
スタッフ
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 原作:山田洋次
- 音楽:山本直純
- 撮影:高羽哲夫
- 美術:出川三男
作品データ
- クレジット:(c)1975 松竹株式会社
- 公開日:昭和50(1975)年12月27日
- 製作国:日本
- 配給:松竹株式会社
- 上映時間:100分
- 映倫区分:G
- オフィシャルサイト:http://www.tora-san.jp/index.html
ゆかりの地図
かみのやま温泉 |
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