ドライブ・マイ・カー

広島県広島市・呉市・東広島市、北海道赤平市・芦別市、新潟県糸魚川市・上越市、千葉県流山市・成田市、東京都板橋区、茨城県ひたちなか市・行方市、韓国

作品概要

(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

原作:村上春樹 × 監督:濱口竜介
数々のベストセラーを生み出してきた作家・村上春樹による、珠玉の短編小説「ドライブ・マイ・カー」。妻を失った男の喪失と希望を綴ったこの作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる濱口竜介監督。これまで、カンヌ(『寝ても覚めても』コンペティション部門出品)、ベルリン(『偶然と想像』銀熊賞受賞)、ヴェネチア(共同脚本作『スパイの妻』銀獅子賞受賞)世界三大映画祭を席巻し、本作も第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞・国際映画批評家連盟賞・AFCAE賞・エキュメニカル審査員賞と4冠獲得。第79回ゴールデングローブ賞最優秀非英語映画賞受賞。第94回アカデミー賞で、作品賞・監督賞・脚色賞・国際長編映画賞と4部門にノミネートされています。

2021年8月20日公開
上映館案内

 

ストーリー

舞台俳優であり演出家の家福かふくは、愛する妻の音おとと満ち足りた日々を送っていた。しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。

2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。

喪失感と“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。 人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

地域・建築ばなし・プロダクションノート

メインロケ地は広島県です。およそ3分の2の撮影が広島県で行われています。なお、東京・北海道・千葉・新潟・韓国などでもロケーション撮影が行われています。本作品は、多様な地域でロケーション撮影を行うことにより、スケール感と奥行きが与えられています。

当初は、韓国・釜山で大部分の撮影を行う予定でしたが、新型コロナの影響で撮影が困難になり、広島がメインロケ地となりました。名建築、瀬戸内海の風景など、広島の魅力を活かした作品です。

濱口竜介監督は、広島をメインロケ地にした理由について、「『ドライブ・マイ・カー』は妻を亡くした男性の再生の物語。原爆という傷から復興した広島は物語のコンセプトにぴったり。」とコメントしています。また、「映画のテーマとしては、車が走れる場所ということですかね。もちろん、車が走れるだけではだめで、走っている車を一体どう撮るか。それは良いカメラポジションを見つけられるか、用意できるかというのが一番大きいです。原作は東京の話ですが、昨今は東京だと車の走行シーンはまったく自由に撮れません。最初にロケ地として釜山を想像したのも映画制作の都合上、そこであれば自由に車の撮影が出来るんじゃないかと思っていたからです。でも、それがダメになって広島になりましたが、広島市のフィルム・コミッションの力もすごく大きくて、都市部での撮影も十分出来たし瀬戸内の島々でも撮れた。制作部の努力のおかげでとても素晴らしいカメラポジションがたくさん見つかりました」と、広島フィルム・コミッションの協力に感謝を述べています。

劇中には、家福が演出を手掛ける演劇祭の会場として、平和記念公園敷地内にある「広島国際会議場」が出てきます。建築家・丹下健三が1955年に設計した「広島市公会堂」を、1989年に建て替えた建築です。1998年に建設省の公共建築100選に選ばれています。

広島市のごみ焼却施設「広島市環境局中工場」が登場します。設計は、ニューヨーク近代美術館新館、葛西臨海水族園、東京国立博物館 法隆寺宝物館などを設計した谷口吉生(丹下健三の門下生)です。建物の中央は「エコリアム」という貫通通路があり、銀色の配管を見ながら通路を抜けると正面には海が見えてきます。「エコリアム」は、丹下健三が基本計画とした「平和の軸線(原爆ドーム、原爆慰霊碑、平和記念資料館を同一線上に並べた都市軸)」の延長線上にあり、丹下健三の「平和の軸線」構想を受け継いで貫通通路(2階にある吹き抜け通路)により、広島平和記念公園から瀬戸内海までを遮ることなく繋いでいます。劇中のシーンに「エコリアム」、セリフに「平和の軸線」が出てきます。

劇中、家福は、瀬戸内海の大崎下島にある港町「御手洗町並み保存地区」の「閑月庵新豊」を宿にしています。「御手洗町並み保存地区」は、1994年に重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。

北海道赤平市が、みさきの実家の跡地として登場します。北炭赤間炭鉱の石炭くずを積み上げたズリ山には日本一のズリ山階段(777段の階段)があります。ロケーション撮影は、このズリ山の斜面で行われています。(坑内から出る岩石などの部分を捨石、俗称でズリといいます。この岩石などをトロッコを用いて長年積み上げられ、やがて山ができます。こうしてできた山をズリ山といいます。)

千葉県流山市の「スターツおおたかの森ホール」でロケーション撮影されています。車寄せのあるホール出入り口が、テレビ局の玄関のシーンに出てきます。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

広島県
広島市:広島国際会議場、広島市環境局中工場、おりづるタワー、平和記念公園、クアハウス湯の山、JMS アステールプラザ Aster Plaza、Bar Cedar、新天地公園付近、土谷総合病院、グランドプリンスホテル広島、梅田大橋(広島ベイブリッジ)

呉市:安芸灘大橋、豊浜大橋、大崎下島 御手洗町並み保存地区、新 関月菴 新豊、閑月庵新豊(SEA FRONT DINING新豊)、豊浜大橋

東広島市:東広島芸術文化ホールくらら

北海道
赤平市:ズリ山の斜面
芦別市

新潟県
糸魚川市:親不知子不知
上越市:コメリハード&グリーン上越国分店

千葉県
流山市:スターツおおたかの森ホール
成田市:成田国際空港、成田ビューホテル

東京都
板橋区:安養院

茨城県
ひたちなか市:ファッションクルーズニューポートひたちなか.
行方市

韓国

映画にちなんだもの

サーブ900、多言語演劇、ゴドーを待ちながら、ワーニャ伯父さん、カセットテープ、緑内障、八目鰻、くも膜下出血、タバコ、手話、フェリー

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:韓国料理、キムチ、じゃがいも、コーヒー

支援

ロケーション協力:
武王山 安養院、成田国際空港株式会社、成田ビューホテル、ホテルマイステイズプレミア成田、千葉県フィルムコミッション、株式会社マーク、流山市フィルムコミッション、凹まない企画事務所、FOODHALLおおたかの森、広島フィルム・コミッション(JFC)、広島市、広島国際会議場、新 関月菴 新豊、SEAFRONT DINING 新豊、航 せとうち本館、グランドプリンスホテル広島、広島市環境局施設部中工場、ひらた眼科、BAR CEDAR、(公財)広島市文化財団安公民館、東広島芸術文化ホール、西日本高速道路株式会社中国支社、広島高速道路事務所、広島高速道路公社、おりづるタワー、土谷総合病院、広島県社交飲食生活衛生同業組合、(株)かね千代、クアハウス湯の山、(公財)広島市スポーツ協会、呉地域フィルムコミッション、広島県道路公社、安芸灘大橋、株式会社相鉄ホテルマネジメント、THE KNOT HIROSHIMA、ホテルエスプル広島平和公園、M.TADOKORO、新潟県フィルムコミッション協議会(JFC)、公益社団法人 上越観光コンベンション協会、コメリ、糸魚川市、津軽海峡フェリー、ホテル センチュリー イカヤ、赤平市、東榮建設株式会社、ハヤサカ自動車工業(株)、ホテル三浦華園、(有)竹山育芸社、元島農園、芦別市、YESMART、ニューポートひたちなか ファッションクルーズ、一般財団法人行方市開発公社

車両協力:
A2 FACTORY、ENGINE、広島マツダ

キャスト

西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、安部聡子、岡田将生

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

広島市環境局中工場
広島市環境局中工場

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