シカゴ(アメリカ)
作品の概要
殉職した父の後を継ぎ、消防署の分隊長になった兄。同じく消防士になるべく、シカゴに戻ってきた弟。2人が反目し合う中、奇妙な放火事件が相次いで起きていた。それらの共通点は、密室での火災発生時に起こる逆気流現象。炎と対峙する消防士の大敵“バックドラフト”・・・。 炎と戦う男たちの、信念と葛藤の人間ドラマ。それを大きく包み込む、「本物の」炎の描写。 単なるパニック映画ではない、崇高ささえ漂う、映画史に残る不滅の感動ドラマ。 『バックドラフト』 |
ストーリー
ブライアン(ウィリアム・ボールドウィン)は職を転々とした末、亡き父と同じ消防士になった。そこにはかつて父の部下だったアドコックス(スコット・グレン)、そして分隊長となっていた兄、スティーブン(カート・ラッセル)がいた。着任早々、火災現場に向かったブライアンは、そこでの兄の英雄的な活躍を目の当たりにする。兄弟間の葛藤、消防士としての使命に揺れるブライアン。
一方、火災調査官のリムゲイル(ロバート・デ・ニーロ)は、この事件を放火と断言する。ブライアンは、彼の助手として火災の原因を調査する職に就く。服役中の放火魔ロナルド(ドナルド・サザーランド)に話を聞きに行くブライアン。
そこから数多くの疑惑が、そして意外な犯人像が浮かび上がるのだった・・・。
地域ばなし
ロバート・デ・ニーロが演じるリムゲイルは、シカゴの実在の火災調査官です。
エキストラの多くは実際のシカゴの消防士で、葬列のシーンにはシカゴ郊外の消防士も多数参加しました。
スタジオは、「シカゴスタジオシティ(Chicago Studio City)」です。
地域でおこったエピソード
シカゴ消防署には24の分隊がありましたが、映画のために第25分隊が作られました。
ロバート・デ・ニーロのアドバイザーを務めたシカゴの消防士の名にちなみ、被害者の1人の名前が「コスグローブ」となっています。
映画のストーリー上の舞台
シカゴ(Chicago)
ロケ地
アメリカ
イリノイ州
シカゴ:
サクラメント通り(Sacramento Street)の消防署、アーチャー通り(Archer Avenue)の消防署、シカゴ消防署エンジン分署(Chicago Fire Department Engine:消防署)
メリマック通り(Merrimac Ave)
オースティン(Austin)
ペン中央貨物操車場(Penn Central Freight Yards)
アップタウン劇場(Uptown Theatre)
ウェストサーマク通り(West Cermak Road)
グレースランド墓地(Graceland Cemetery)
リグリービル(Wrigley Building):ミシガン通り(Michigan Avenue:葬儀パレード)
ヒンスデイル(hinsdale)
オークパーク(Oak Park)
支援
シカゴ消防署
キャスト
カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン、ロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド、ジェニファー・ジェイソン・リーほか。
スタッフ
- 監督:ロン・ハワード
- 脚本:グレゴリー・ワイデン
- 製作総指揮:ブライアン・グレイザー 、ラファエラ・デ・ラウレンティス
- プロデューサー:リチャード・B・ルイス、ベン・デンシャム、ジョン・ワトソン
- 音楽:ハンス・ジマー
- 撮影: ミカエル・サロモン
- 特撮:ILM
- 編集:ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル
作品データ
- クレジット:(c) 1991 UNIVERSAL CITY STUDIOS, INC. AND IMAGINE FILMS ENTERTEINMENT, INC.
- 製作年:1991年
- 公開日:1991年5月24日(アメリカ)7月6日(日本)
- 製作国:アメリカ合衆国
- 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ)UIP(日本)
- 上映時間:137分
- 原題:Backdraft
ゆかりの地図
シカゴ消防署エンジン分署