京都府京都市・滋賀県大津市
作品の概要
若者たちの心の叫びが深い感動を呼び起こす、エンタテインメント! 笑って、泣いて、感動して、元気になれる井筒版ラブ&ピース!! 舞台は1968年の京都。日本と在日朝鮮の高校生が巻き起こす恋、友情、ケンカといった様々な事件を、涙と笑いをタップリ盛り込み描いた超ド級の青春エンタテインメント。 在日問題という現代社会につながる問題を包み隠さず提示し、娯楽性と社会性が見事に融合した究極の青春映画! 『パッチギ! 特別価格版』 |
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ストーリ ー
1968年、京都。松山康介(塩谷瞬)は府立東高校の平凡な2年生。
ある日担任の布川先生(光石研)から親友の紀男(小出恵介)と一緒に、日頃から何かとケンカの絶えない朝鮮高校との親善サッカーの試合を申し込みに行くように言われる。二人は恐る恐る朝高に行くが、康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れ。
国籍の違いに戸惑いながらも、キョンジャに近づきたくてギターを覚え、キョンジャが奏でた歌「イムジン河」を覚え朝鮮語も覚えようとする康介。
しかしキョンジャは朝鮮高校の番長アンソン(高岡蒼佑)の妹で、その曲は、実は歌ってはいけない歌だった!果たして康介は、逆境を乗り越えて(ルビ:パッチギ)キョンジャのハートを掴むことが出来るのか!?
地域ばなし
エグゼクティブプロデューサーの京都での実体験が基になった作品です。ロケ撮影も京都市の各所で行われています。
地域でおこったエピソード:
高校生たちが坂道を駆け下りる銀閣寺の参道のシーンでは、道の両脇に並ぶ商店のみなさんが、撮影のために、6時7時からお店を開けていかにも営業しているように演出に協力をしてくれました。
また、昭和30年代という設定のため、昔の看板を設置したり、新しいのぼりは、一時的に下げてくださいました。
哲学の道での撮影は、花見客がいっぱいの時期でしたが、ボランティアのみなさんがスタッフと一緒に、花びらをすべて拾ってくださいました。
映画のストーリー上の舞台:京都市
ロケ地
京都府京都市
哲学の道(グループサウンズ人気に乗じてマッシュルームカットにした康介たちは、哲学の道でナンパを試みる。)
円山公園(祖国に帰ることを決意したアンソンの送別会が行われた公園。)
鴨川(鴨川で睨みあう朝鮮高校と東高校の少年たち、大乱闘のシーン。)
宝ケ池
銀閣寺
賀茂大橋
祇園
京大西部講堂
新京極。
滋賀県大津市
比叡山高等学校(キョンジャの通う朝鮮高校の撮影が行われる。)
映画にちなんだもの
・フォークソング
「悲しくてやりきれない」(劇中でオダギリジョーが歌っています。)
「あの素晴らしい愛をもう一度」(アルフィーの坂崎幸之助を含む新結成『ザ・フォーク・クルセダーズ』が歌っています。)
「イムジン河」(主人公の康介が歌っています。)
キャスト
塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、尾上寛之、真木よう子、小出恵介、波岡一喜、オダギリジョー、加瀬亮、キムラ緑子、余貴美子、大友康平、笑福亭松之助、ぼんちおさむ、笹野高史、前田吟、光石研ほか。
スタッフ
- 監督:井筒和幸
- 助監督:武正晴
- 脚本:羽原大介、井筒和幸
- 製作:李鳳宇、川島晴男、石川富康、川崎代治、細野義朗
- 企画・制作:シネカノン
- エグゼクティブプロデューサー:李鳳宇
- プロデューサー:石原仁美
- ラインプロデューサー:祷映
- 制作担当:杉原奈実
- 原案本:松山猛「少年Mのイムジン河」(木楽舎)
- 音楽:加藤和彦
- 撮影:山本英夫
- 照明:高村智
- 美術:金田克美
- 録音:白取貢
- 衣装デザイン:
- 編集:冨田伸子
作品データ
- クレジット:(C)2004「パッチギ!」製作委員会
- 製作年:2004年
- 公開日:2005年1月
- 製作国:日本
- 配給:シネカノン
- 上映時間:119分
- 映倫区分:PG-12
- 受賞歴等:第79回キネマ旬報ベスト・テン日本映画1位、第48回ブルーリボン賞作品賞、第29回日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督賞・新人俳優賞(塩谷瞬・沢尻エリカ)
- 製作委員会:「パッチギ!」製作委員会(シネカノン、ハピネット・ピクチャーズ、衛星劇場、メモリーテック、スターダストプロモーション)
- オフィシャルサイト(リンク):
ゆかりの地図
比叡山高等学校 | 哲学の道 |
滋賀県大津市坂本4丁目3−1 |
京都府京都市左京区 |
八坂神社 | 円山公園 |
京都府京都市東山区祇園町北側625 |
京都府京都市東山区円山町473他,鷲尾町524他,祇園町北側350他 |