ビルマの竪琴
ムドン(ミャンマー)、タイ

作品の概要

ある兵士が、僧侶となった。そして、ひとりビルマの地に残った。日本兵の霊を慰めるために・・・1956年に映画化された竹山道雄の同名小説をリメイク。監督は同じ市川崑監督。出演は石坂浩二、中井貴一ほか。

『ビルマの竪琴』DVD発売中¥3,990(税込)、発売元:フジテレビ(c)1985フジテレビ 博報堂 キネマ東京

ストーリー

1945年7月。ビルマ戦線の日本軍はタイ国へと苦難の撤退を続けていた。井上小隊長(石坂浩二)率いる部隊も、その逃避行の中にあった。しかし彼らはみな音楽好きで、水島上等兵(中井貴一)の弾く竪琴の音に合わせ力強く合唱していた。やがて終戦を知った彼らは投降し、ムドンに護送されることになった。だが、水島だけは未だ抵抗を続ける他の部隊に降伏を勧めるため隊を離れた・・・。

地域ばなし

タイで1ヶ月のロケを行い撮影されました。
タイはアジアの中でも、ロケ誘致を積極的に行っていることで知られています。
また、300人近いエキストラが集まり、地元の住民や在住している外国人が参加しました。

地域でおこったエピソード:
政治的な理由からビルマ(現ミャンマー)での撮影許可が下りず、隣国のタイで撮影されました。
宗教上の理由から、エキストラの人たちは死体役を拒否したため、死体役は軍隊に頼んで演じてもらいました。

映画のストーリー上の舞台:1945年夏のビルマ(現ミャンマー)のタイ国境付近、ムドン捕虜収容所ほか。

ロケ地

タイ

映画にちなんだもの

・竪琴(ビルマの竪琴をまねて作った竪琴を、水島上等兵が弾く)
・「旅愁」「朧月夜」「嗚呼玉杯」「埴生の宿」「椰子の実」「荒城の月」「箱根八里」(井上小隊長の部隊の隊員が歌う)
・「仰げば尊し」(水島が弾く)
・オウム(井上小隊長が言葉を覚えさせる)

支援

文部省、タイランドフィルムオフィス

キャスト

石坂浩二、中井貴一、川谷拓三、渡辺篤史、小林稔侍、井上博一、浜村純、常田富士男、北林谷栄、菅原文太ほか。

スタッフ

作品データ

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