ダラス・パイロットポイント・レッドオーク(アメリカ)
作品の概要
ストーリー
世界恐慌のただ中の、1930年代。
ケチな自動車泥棒だったクライド(ウォーレン・ベイティ)は、刑務所を出所したばかりだった。
彼は、犯罪によって大恐慌の苦難から解放されたかったのだった。
ある日クライドは、気の強いウェイトレスの娘ボニー(フェイ・ダナウェイ)と出会う。
彼女は日々に退屈していて、変化を求めていた。
2人は意気投合し、恋に落ちる。
そして、アメリカ南西部の小さな銀行を次々と襲い始める。
ボニーとクライドは瞬く間にその名を知られることになる。
ところが人々は、彼らに襲撃されることを誇りに思うのだった・・・。
地域ばなし
伝説化した2人組のギャングの実話を映画化していて、実際に事件が起こった場所でロケされています。襲撃された3つの銀行は本物です。
撮影は実際にバロウ・ギャングが訪れたテキサス北東のいくつかの町で、10週間かけて行われました。
1930年代初頭の面影が今でも残されている地域で、テキサスの人々はこの周辺を「クライド・バロウゆかりの地」として慣れ親しんでいます。
なお、スタジオはカリフォルニア州バーバンク(Burbank)のワーナーブラザーズ・バーバンクスタジオ(Warner Brothers Burbank Studios)が使われました。
実際にバロウ・ギャングに襲われた銀行のうち3行が、撮影当時も残っていました。
大恐慌で営業はしていませんでしたが、映画での銀行強盗のシーンのために使われました。
撮影に参加した町の人々の中には実際の現場に居合わせた人もいて、「映画の方がエキサイティングで緊迫感があった」と語っています。
映画のストーリー上の舞台:1930年代前半のダラスなどテキサス州各地。
ロケ地
テキサス州
ダラス(Dallas)
デントン(Denton)
ガーランド(Garland)
レモンレイク(Lemmon Lake:血みどろの射殺現場)
メイパール(Maypearl)
ミッドロージアン(Midlothian)
パイロットポイント(Pilot Point:銀行強盗)
ポンダー(Ponder)
レッドオーク(Red Oak:銀行強盗)
ローレット(Rowlett)
トリニティ川(Trinity River:撃ち合い)
ヴィーナス(Venus)
ワクサハチー(Waxahachie)
映画にちなんだ商品・料理など
ベレー帽(フェイ・ダナウェイがこの映画で身に着けて以降、世界中で人気になった)
支援
ダラス、デントン、ガーランド、メイパール、ミッドロージアン、パイロットポイント、ポンダー、レッドオーク、ローレット、ヴィーナス、ワクサハチーのみなさまほか。
キャスト
ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン、エステル・パーソンズほか。
スタッフ
- 監督:アーサー・ペン
- 脚本:デイヴィッド・ニューマン、ロバート・ベントン
- プロデューサー:ウォーレン・ベイティ
- 音楽:チャールズ・ストラウス
- 撮影:バーネット・ガフィ
- 美術:ディーン・ダヴラリス
- 衣装:セアドラ・ヴァン・ランクル
- 編集:デデ・アレン
作品データ
- クレジット:(c)1967 A Warner Bros. Entertainment Inc.
- 製作年:1967年
- 公開日:1967年8月13日(アメリカ)1968年2月17日(日本)
- 製作国:アメリカ合衆国
- 配給:ワーナー・ブラザーズ=セヴン・アーツ
- 上映時間:112分
- 映倫区分:G
- 受賞歴等:アカデミー賞助演女優賞・撮影賞ほか。
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