作品の概要
誰かが行かねば、道はできない。 明治40年(1907年)。 日本映画界を代表する名カメラマン木村大作が自ら初監督に挑み、新田次郎の同名小説を完全映画化。
『劔岳 点の記 メモリアル・エディション』 |
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ストーリー
明治39年。
陸軍参謀本部陸地測量部の測量手、柴崎芳太郎(浅野忠信)は、国防のため日本地図の完成を急ぐ陸軍からある命令を受ける。
それは、最後の空白地点である劔岳の初登頂と測量を果たせ、というものだった。
立山連峰にそびえ立つ劔岳。
そこは、その険しさから多くの者が挑みながら誰一人頂上を極められずにきた未踏峰の最難所であった。
さらに、最新装備で初登頂を目指す日本山岳会という強力なライバルも出現する。
測量隊には陸軍のメンツという重いプレッシャーがのしかかる。
そんな中、柴崎は前任の測量手・古田盛作(役所広司)を訪ね、信頼できる案内人として宇治長次郎(香川照之)を紹介される。
そして翌40年、柴崎たち測量隊一行は総勢7人でいよいよ劔岳の登頂に臨むのだった・・・。
地域との関わり
立山連峰のふもとの立山町、上市町、また愛知県犬山市の博物館明治村などでロケが行われています。
地域でおこったエピソード
その帰りにふと思い立って劔岳を見に行き、山が見えるポイントで愛読書だった新田次郎の「劔岳 点の記」をその場で読み始めました。
その時映画化したいという意欲がわき、すぐに新田氏の息子で「国家の品格」の著者、藤原正彦氏に連絡を取り、映画化の了承を得ました。
映画のストーリー上の舞台
ロケ地紹介
富山県
立山連峰
立山町の岩峅寺駅(富山駅のシーン)
上市町の大岩館(芦峅寺の宿坊のシーン)
愛知県
犬山市の博物館明治村にある森鴎外・夏目漱石住宅 (柴崎家のシーン)
映画にちなんだ商品・料理など
この映画を支援した企業・団体・個人
高岡フィルムコミッション、日本ラインフィルムコミッション連絡協議会、犬山ロケサービスチーム、雪国ロケお助け隊
富山市の皆さん、上市町の皆さん、立山町の皆さん、瀬戸市の皆さん、犬山市の皆さん
山岳協力
天狗平山荘、劒澤小屋、雷鳥荘、馬場島荘、立山室堂山荘、剣御前小舎、剣山荘、五色ヶ原山荘、池の平小屋、仙人池ヒュッテ、真砂沢ロッジ、雷鳥沢ヒュッテ、一の越山荘、みくりが池温泉、立山高原ホテル、弥陀ヶ原ホテル 、立山国際ホテル、グリーンパーク吉峰、ホテル立山
山岳用具協力
THE NORTH FACE、ICI石井スポーツ、博物館明治村
撮影協力
国土交通省国土地理院、国土交通省国土地理院北陸地方測量部
特別協力
富山県、富山市、上市町、立山町
キャスト
スタッフ
- 監督: 木村大作
- 脚本: 木村大作、菊池淳夫、宮村敏正
- プロデューサー: 菊池淳夫、長坂勉、角田朝雄、松崎薫、稲葉直人
- 原作: 新田次郎『劔岳 点の記』(文春文庫刊)
- 音楽: 池辺晋一郎
- テーマソング:
- 撮影: 木村大作
- 照明: 川辺隆之
- 美術: 福澤勝広、若松孝市
- 録音: 斉藤禎一、石寺健一
- 編集: 板垣恵一
作品データ
- クレジット: (c)2009「劔岳 点の記」製作委員会
- 製作年: 2008年
- 公開日: 2009年6月20日
- 製作国: 日本
- 配給: 東映
- 上映時間: 139分
- 映倫区分:
- 受賞歴等:
- 製作委員会: 東映、フジテレビジョン、住友商事、朝日新聞社、北日本新聞社
- オフィシャルサイト(リンク):http://www.tsurugidake.jp/
この作品にゆかりのあるところ
立山連峰・劔岳 | 立山町・岩峅寺駅 |
富山県中新川郡 上市町湯上野1 |
岩峅寺駅(富山) |
上市町・大岩館 | 犬山市・博物館明治村の森鴎外・夏目漱石住宅 |
富山県中新川郡上市町大岩31 |
愛知県犬山市字内山1 |