悲情城市
基隆・九分(台湾)
作品概要
第二次世界大戦後の激動の台湾。歴史に翻弄される家族の愛と悲しみの年代記。アジア映画ブームの幕を開いた候孝賢の最高傑作。
原題 :悲情城市 英語タイトル:A CITY OF SADNESS”
販売元:紀伊國屋書店、¥4,800(税抜)、©ERA INTERNATIONAL LTD. 1989
|
|
ストーリー
1945年、第二次世界大戦終結直後の台湾。祖国復帰の喜びもつかの間、港町・基隆で酒家を営む林阿祿の一家は、大陸の中華民国から流入し台湾を統治する<外省人>の横暴に苦しめられていた。
そんな中、耳が聞こえない四男の文清は、仲間の思想家たちと新しい台湾像を夢見つつ、優しい看護婦の寛美とささやかな恋を育んでいた。
しかし、1947年、<二・二八事件>が台湾全土を弾圧の嵐に巻き込む。知識人をはじめとした<本省人>たちは次々と逮捕され、処刑される。
文清もまた追われる身となるが……。
地域ばなし
映画の舞台は台湾の基隆(Keelung)など。
1945年に太平洋戦争終戦を告げる玉音放送が台湾で流れるシーンがあります。(台湾は当時、日本でした。台湾の暮らしが日本風で、畳に床の間、障子があり、日本らしい家具も揃っています。)
ロケ地
台湾:九分
映級にちなんだもの
台湾料理
キャスト
梁 朝偉(トニー・レオン)、辛 樹芬(シン・シューフェン)、李 天祿(リー・ティエンルー)、陳 松勇(チェン・ソンヨン)、呉 義芳(ウー・イーファン)、高 捷(カオ・ジエ)、中村育代、他。
スタッフ
監督:侯 孝賢(ホウ・シャオシエン)
脚本:呉 念眞(ウー・ニエンジェン)、朱 天文(ジュー・ティエンウェン)
撮影:陳 懐恩(チェン・ホアイエン)
音楽:立川直樹、張 弘毅(ジャン・ホンイー)、SENS
編集:寥 慶松(リャオ・チンソン)
企画:詹 宏志(ヂャン・ホンジー)
製作:邱 復生(チウ・フーション)
作品データ
- クレジット:©ERA INTERNATIONAL LTD. 1989
- 製作年:1989年
- 公開日:1990年4月シャンテ・シネほか
- 製作国:台湾
- 配給:フランス映画社、ぴあ
- 上映時間:159分
- 映倫区分:
- 受賞歴等:1989年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)、1990年度キネマ旬報賞外国映画ベスト・ワン、1989年金馬奨最優秀監督賞・主演男優賞、他。
- 製作委員会:
- オフィシャルサイト(リンク):
ゆかりの地図
基隆 | 九分 |
台湾 基隆市 |
Taiwan |