映画「愛の渦」舞台挨拶

乱交パーティでの一晩という過激な設定、 着衣時間は本編中18分半と日本映画史上もっともハダカなドラマでありながら、 性欲に振りまわされる人間の滑稽さ、切なさ、 人間の本質を見事に描き出した作品。

その骨格は非常に映画的で、男女ともに楽しめる作品。
2014年3月1日(土)テアトル新宿での初日舞台挨拶のレポート!

日時:2014年3月1日(土)
登壇者:池松壮亮/門脇麦/新井浩文/三津谷葉子/中村映里子/駒木根隆介/ 赤澤ムック(旧芸名:赤澤セリ)/柄本時生/信江勇/三浦大輔監督
会場:テアトル新宿(東京都新宿区新宿)

池松壮亮さん:ニート役の池松壮亮です。今日はたくさんの方に来ていただき、 立ち見の方もいるようで本当にありがとうございます。たくさん笑って帰って下さい。

門脇麦さん:女子大生役の門脇麦です。一年半くらい前にオーディションを受けてそこから 私の中で『愛の渦』ははじまっていたんだなと思いました。 たくさんの方に来ていただき初日を迎えられて嬉しいです。ありがとうございます。

新井浩文さん:フリーターを演じました新井浩文です。 ファンタジーな感じの映画の初日には呼ばれず、下衆っぽい『愛の渦』に呼ばれました(笑)。 座っている男の人は立ち見にならないように気を付けてください。

三津谷葉子さん:OLを演じました三津谷葉子です。 女性の方もたくさん来ていただいていてうれしいです!よろしくお願いします。

中村映里子さん:保育士役の中村映里子です。 たくさんの方に観に来ていただき本当にありがとうございます。 人間のイタイところとかかゆいところとかおかしなところがチャーミングにあらわされている映画なので、 笑いながら観てください。

駒木根隆介さん:童貞の、いや童貞役の駒木根隆介です。本日はどうもありがとうおございます。 劇場で観ると近くの見知らぬ人と不思議な時間を共有できると思うのでよろしくお願いします。

赤澤ムックさん:常連役の赤澤ムックです。 大勢の皆さんの前で初日を迎えられて嬉しいです。楽しんでいってください。

柄本時生さん:カップルの男役、柄本時生です。 映画はたくさんの方に観ていただけるとうれしいので、ご覧いただいて良かったら宣伝してください。 よろしくお願いします

信江勇さん:カップルの女役、信江勇です。 私が出てくるところは笑えるところだなってわかってもらえると思うので、 ゲラゲラ、ガハハと笑いながら観てください。

三浦大輔監督:今日はたくさんの方にお越しいただきまして本当にありがとうございます。 初日に足を運んでくれる方は特別だと感じています。 気を楽にして、リラックスしてご覧いただければと思います。 映画館でご覧いただくと、参加したかのような疑似体験が味わえると思うのでぜひ楽しんでご覧ください。

MC:本日3回目の舞台挨拶ですが、各回立ち見と大盛況です!いかがですか?

池松さん:嬉しいです。撮影をしていたのが懐かしいですね。

門脇さん:嬉しいです。最初は脱ぐぞって意気込んだわけじゃなくて 三浦さんはどんな方かなっていう興味でオーディションに行ったんですが、 直感で好だなと思いそこから三浦監督の姿を見てがんばろうと思いました。 三浦監督はこれからもずっと大きな存在であり続けると思います。

MC:ありがとうございます。現場ならではエピソードはありますか?

新井さん:タイトなスケジュールの中での撮影だったので、 夜すごい遅くなって翌日も早いという時があって、 どうしようかなと思って時生と一緒にラブホテルに泊まろうとして連絡してもらったら、断られました。 結局違うところに泊まりましたけど。

柄本さん:え、泊まったんですね。

三津谷さん:撮影場所が一軒家で控室も一部屋だったんです。 男女一緒にそこで雑魚寝をしてたので、距離も近づいたと思います。

中村:サラリーマン役の滝藤さんが汗だらだらで近づいてくるシーンは 真に迫っていて、あまり普段そういうことが無いので…嬉しかったです。

MC:今日もしこの乱交パーティーに参加するとしたら誰と相手したいかという キャラクターを事前に皆さんに挙げていただいております。それでは発表していただきましょう。 男性の方からどうぞ

池松さん:保育士かOLか常連さん。ネタバレになっちゃうのかもしれないですが、 ほかの人とは劇中でやっているので、お金を払うならいろいろ試したいじゃないですか。

信江さん:私が入ってないじゃない!

新井さん:女子大生。性に一番貪欲な設定だと思うので、試してみたいです。

駒木根さん:女子大生。女子大生という4年間限定の肩書きにひかれますよね!

柄本さん:OL 。あ、これってキャラで選ぶんですね。 リアルに三津谷さんがタイプだからOLって書いちゃいました。

新井さん:好きとかになってんじゃねーよ! (予告編でも使われている決め台詞に会場爆笑)

MC:では女性陣の皆さんいかがでしょうか。

門脇さん:フリーター。私は消去法で選びました。ニートは暗すぎるし、サラリーマンは結婚している。 童貞をうまく楽しませられる気がしないし、カップルは彼女がいるじゃないですか。 残ったのはフリーターです。

三津谷さん:フリーター。どうせエッチなことをするなら、フリーターくらいチャラい位な人とエンジョイしたいです。

新井さん:設定ですけど、巨根でテクニシャンなんですよ。

三津谷さん:そうですねどうせならテクニシャンと。

中村さん:童貞。

赤澤さん:童貞。 人生で一度きりだから、初物は縁起が良いと言いますしね(笑)。

信江さん:サラリーマン。現実なら奥さんもいて嫌だと思うのですが、この場だったら絶対優しく抱いてくれそう。 MC:ありがとうございました。それではお時間も迫ってきたので、 最後に監督から一言いただきたいと思います。

三浦監督:本当に皆さんありがとうございます。皆スケベなんですよ(笑)。 でも、恥じることは無くて胸をはっていいと思います。 この映画は、エロでもグロでもなくて、 誰もがもっている性欲をストレートに描いたエンタメ作品なので間口を広くして、 できるだけ多くの人に観てもらいたいです。 女性でちょっと劇場に足を運び辛い方もいらっしゃると思うので 3月8日(土)からヒューマントラストシネマ渋谷で女性限定の回も実施されますので、 そちらに来ていただければと思います。 この映画が話題になってくれて少しでも流行ってくれれば面白いなと思いますので、 ご覧いただいて気に入っていただけたらどんどん広めていただければと思います。 よろしくお願いします。

作品紹介

◎作品概要
午前0時~5時。料金は男:2万円、女:千円、カップル5千円。 そこは都会の一室で営まれる乱交パーティ。
集まったのは性欲を満たしたいだの男女。
しかし、愛のないセックスにも、〝感情″は生まれ、 それぞれの思惑が渦巻いていく。
滑稽なまでに剥き出しの性欲が向かう先は、愛か、果てないただの欲望か。

原作は、人気劇作家、三浦大輔が主宰する演劇ユニット「ポツドール」 の代表作であり、第50回岸田國士戯曲賞に輝いた傑作舞台劇『愛の渦』。
映画化に際し、脚本・監督は三浦大輔自身が手掛けました。
主演は、若手実力派俳優として頭角を現してきた池松壮亮。 もう一人の主演は、三浦監督がその存在感に惚れ込み、抜擢した女優・門脇麦。
その他、新井浩文、滝藤賢一、田中哲司、窪塚洋介ら、 実力と個性を兼ね備えた豪華な俳優たちが脇を固めています。

◎作品データ
原作・脚本・監督:三浦大輔 
出演:池松壮亮、門脇 麦、滝藤賢一、中村映里子、新井浩文、三津谷葉子、駒木根隆介、赤堀セリ、柄本時生、信江勇、窪塚洋介、田中哲司、他。
制作プロダクション:ステアウェイ 
製作:「映画 愛の渦」製作委員会(東映ビデオ、クロックワークス) 
配給:クロックワークス
映倫区分:R18+
オフィシャルサイト:http://ai-no-uzu.com
公開日:2014年3月1日 テアトル新宿他
作品クレジット:(C)映画「愛の渦」製作委員会




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