北海道石狩市・苫小牧市・増毛町・宮城県気仙沼市・大崎市・仙台市
作品の概要
ある日、突然―ひとりの老人が家を捨てた。 若い頃、北の海で漁師として荒削りに生きてきた、一人の男。 監督は、「愛の予感」で第60回ロカルノ国際映画祭金豹賞(グランプリ)を含む4賞を受賞するなど、世界的に注目される小林政広。
『春との旅』
DVD発売中¥4,935(税込) 販売元:東映ビデオ (c) 2010『春との旅』フイルムパートナーズ /ラテルナ/モンキータウンプロダクション |
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ストーリー
まだ寒い北海道の四月。
かつてはニシン漁に沸いたが、今はその面影すら留めない北海道・増毛の寂れた海辺。
そこのあばら家で老漁師・忠男(仲代達矢)と孫娘・春(徳永えり)は、つましい生活を続けていた。
しかし、時の流れとともに二人の暮らしは行き詰まっていく。
春は、母を亡くして以来地元の小学校の給食係をして忠男を支えて来た。
ところが、小学校が廃校となり失職した。
東京に働きに出ようと考えるが、足の不自由な忠男を見捨てることは出来ない。
そこで二人は、忠男の老いた身の受け入れ先を求めて、長年疎遠になっていた兄弟たちを訪ね歩く旅に出る。
東北地方の行く先々で二人を待ち受ける、それぞれの家庭の事情。
そして、北海の漁師として一途に生きてきた忠男への、肉親たちの愛憎と葛藤。
そうした再会を目の当たりにしていくうちに、春は長く離別していた父親(香川照之)に会いたい思いに駆られるのだった・・・。
地域ばなし
北海道と宮城県の各地で撮影されたました。
撮影は、物語の進行に沿って順撮りで行われ、スタッフ、キャスト、協力各地が一丸となって展開されました。
オールロケーションの映像効果が限りなく発揮さています。ロードムービーです。
行政、観光団体、旅館、商店など、様々な組織の協力により制作されました。
映画のストーリー上の舞台:北海道石狩市、増毛町、苫小牧市、日高町、宮城県気仙沼市、大崎市、仙台市など。
ロケ地
北海道
石狩市送毛(忠男と春が飛びだしてくる家)
石狩市濃昼(二人が傍らを通り過ぎる古びた番屋・忠男が名残惜しそうに海を眺める港)
増毛町の増毛駅
留萌本線(電車内のシーン、増毛駅〜留萌駅間)
苫小牧市の苫小牧港(仙台から乗り込んだフェリーの到着地)
新ひだか町と新冠町のコスモヴューファーム(真一と再婚相手の伸子が居を構える牧場)
日高町のいずみ食堂
宮城県
気仙沼市の海の市・丸枡食堂・ウ・メネス・松江荘・鹿折唐桑駅・大立荘
大崎市の鳴子温泉「大正館」・コーヒーハウス純・一寸亭
仙台市の仙台駅・鉄砲町・せんだいメディアテーク・ホテル仙台プラザ・メルパルクSENDAI・ホテルグリーンアーバ、ホテルグリーンマーク・早坂陶器店
映画にでてくるグルメ
カップ酒(旅先の民宿で忠男は二十年ぶりに酒を飲む。)
ラーメン(忠男と春が気仙沼市魚市場のそばの「海の市」でラーメンを食べる。)
コーヒー(忠男が人生初のコーヒーを飲む。その喫茶店は鳴子温泉駅前の商店街にある。)
支援
宮城県、気仙沼市、気仙沼観光コンベンション協会、気仙沼商工会議所、気仙沼漁業協同組合、大崎市、鳴子温泉郷観光協会、仙台市、仙台商工会議所、仙台観光コンベンション協会、せんだい宮城フィルムコミッション、苫小牧市、新ひだか町、増毛町、石狩市、民宿大立荘、国民宿舎からくわ荘、コーヒーハウス純、鳴子温泉地域づくりネットワーク、ホテル仙台プラザ、JR北海道、太平洋フェリー(株)、(社)北海道観光振興機構、JR東日本など。
石狩市 、増毛町、苫小牧市、新ひだか町、新冠町、日高町、気仙沼市・唐桑町、大崎市、仙台市のみなさまほか。
キャスト
仲代達矢、徳永えり、大滝秀治、菅井きん、小林薫、田中裕子、淡島千景、柄本明、美保純、戸田菜穂、香川照之ほか。
スタッフ
- 監督:小林政広
- 脚本:小林政広
- 製作総指揮:與田尚志
- プロデューサー:紀伊宗之、小林直子
- 原作:小林政広
- 音楽:佐久間順平
- 撮影:高間賢治
- 照明:上保正道
- 美術:山崎輝
- 録音:福田伸
- 編集:金子尚樹
作品データ
- クレジット:(c) 2010『春との旅』フイルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクション
- 製作年:2010年
- 公開日:2010年5月22日
- 製作国:日本
- 配給:ティ・ジョイ=アスミック・エースエンタテインメント
- 上映時間:134分
- 映倫区分:
- 受賞歴等:第65回毎日映画コンクール日本映画優秀賞・スポニチグランプリ新人賞(徳永えり)ほか。
- 製作委員会:『春との旅』フイルムパートナーズ
- オフィシャルサイト:http://movie.haru-tabi.com/index.html
ゆかりの地図
北海道石狩市送毛 |
北海道石狩市浜益区送毛37−3 |