火天の城

滋賀県長浜市・高島市・近江八幡市・兵庫県淡路市・長野県上松町

作品の概要

信長の夢に賭けた男、
支えたのは家族の愛。

 

織田信長から安土城築城を任された男。
それは、熱田に住む名もなき宮大工だった。

山本兼一の同名小説を西田敏行主演で映画化した時代劇エンタテインメント。
職人の誇りを懸けて挑む一大プロジェクトの全貌を、家族や門下の仲間たちとの人間模様を絡めて描く。

『火天の城』
DVD発売中¥3,990(税込)
発売元:東映ビデオ
(c)2009『火天の城』製作委員会
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ストーリー

時は天正四年(1576年)。
熱田の宮番匠(宮大工)、岡部又右衛門(西田敏行)は、ある日突然織田信長(椎名桔平)からある命を受ける。
それは、安土城を築城せよというものだった。

築城のための準備に日々忙しくするようになった又右衛門。
しかしその後、築城に向けて指図(図面)争いが行われることに。
城造りを指揮する総棟梁になるには、名だたる番匠たちとの指図争いに勝たなければならなくなった。

信長は「五層の城、四層までは吹き抜け」という前代未聞の条件を提示していた。
しかし、又右衛門は確固とした信念のもと、その要望をはねつける。
当然のごとく激昂する信長。
だが又右衛門は、そんな信長を前にしても、その信念を揺るがさないのだった・・・。

地域ばなし

滋賀県高島市や兵庫県淡路市に、安土城築城のオープンセットが作られて撮影されました。
他に、東映京都撮影所(指図争い)や滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、長野県、台湾でロケが行われています。
また、安土城の石垣は、実際の安土城天主部分の石垣の型をとって実物大で再現しています。

地域でおこったエピソード:淡路市では、瀬戸内海が琵琶湖に見える風景をスタッフが探し、淡路市野島貴船にオープンセットが組まれました。

滋賀県高島市のオープンセットでの撮影には、210名のエキストラが参加しました。
撮影中、嘉田滋賀県知事と海東高島市長、津村安土町長が激励のため現場を訪れました。
その時、県からは栄養ドリンク、安土町からは最中、高島市からは栃餅(とちもち)とちひろ(水)が差し入れられました。

2010年2月19日、ロケ地になった長野県上松町で上映会が行われ、町民ら約380人が鑑賞しました。
田中光敏監督が「本物の木曽のヒノキを映像化できた。皆さんに見ていただくのが夢だった」と舞台あいさつし、町民らが喝采しました。
また、作中で又右衛門が「木曽上松」と話す場面では上映中に拍手して喜ぶ人もいました。

映画のストーリー上の舞台:天正四年~六年の熱田、安土、上松など

ロケ地

滋賀県
高島市安曇川町下古賀(蛇石を運ぶシーン、信長軍の行軍など)
大津市の日吉大社
長浜市菅浦・西浅井町・木之本町の伊香具神社(田鶴がお百度参りをする)
近江八幡市の安土山
高雄林道

京都府
京都市の下鴨神社の参道(熱田神宮の参道)・東福寺

大阪府
東大阪市の鴻池新田会所(信長が又右衛門に安土城築城の計画を話す)

兵庫県
淡路市野島貴船(安土城建築のオープンセット)
篠山市の篠山城大書院

長野県
木曽町の「寝覚の床」 
上松町の赤沢自然休養林

台湾(樹齢二千年の檜の巨木を見つける)

映画にちなんだもの

地球儀(信長が又右衛門たちに見せる)
瓜(市造が凛に「この世は瓜のように丸い」と教える)
木曽檜(又右衛門が檜の巨木を求めに木曽へ行く)

支援

ロケーション協力
滋賀ロケーションオフィス、淡路フィルムオフィス、神戸フィルムオフィス、塩尻・木曽フィルムコミッション、上松町役場、赤沢自然休養林、木曽森林管理署、王滝林業、池田木材、日吉大社、篠山城大書院、大本山東福寺、鴻池新田会所、亀岡市

企画協力
文藝春秋

キャスト

西田敏行、福田沙紀、椎名桔平、大竹しのぶ、寺島進、山本太郎、石田卓也、上田耕一、ペ・ジョンミョン、前田健、水野美紀、熊谷真美、河本準一、福本清三、遠藤章造、内田朝陽、石橋蓮司、笹野高史、夏八木勲、緒形直人ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

兵庫県淡路市・野島貴船
兵庫県淡路市野島貴船
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