男はつらいよ 第1作
東京都葛飾区・豊島区、奈良県奈良市・斑鳩町、京都府宮津市
作品の概要
フジテレビ版の結末に抗議が殺到したこともあり、寅さんをもう一度、ということで山田洋次監督自ら企画。
ワイドスクリーンいっぱいに、元気溌剌な寅のハチャメチャぶりが爆笑を誘う。 マドンナは新派のトップ女優で、これが映画初出演の光本幸子。 博の父には名優・志村喬。 『男はつらいよ』DVD発売中 |
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ストーリー
寅さんが20年ぶりに、故郷柴又に帰ってくる。歓迎ムードも束の間、寅は妹さくらの縁談をぶちこわし、また旅の人となる。奈良で旅行中の御前様とその娘・坪内冬子(光本幸子)と再会。幼なじみゆえ、気さくな冬子に恋をした寅さんは、帰郷してからも冬子のもとへ日参する。一方、裏の印刷工場につとめる諏訪博は、さくらへ想いを寄せていた・・・
地域ばなし
第1作は寅さんの故郷、東京は葛飾柴又がメイン舞台。
また、奈良県法隆寺・東大寺・唐招提寺、京都府天橋立などを寅さんが訪れています。
ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)
東京都
葛飾区:柴又、柴又帝釈天、京成電鉄金町線・柴又駅
豊島区:とげぬき地蔵(高岩寺)
奈良県
斑鳩町
法隆寺(御前様と冬子が写真撮影)
(法隆寺西大門が映ります)
奈良市
東大寺二月堂(御前様父娘にばったり再会)(東大寺二月堂・三月堂・大仏殿が映ります。)
唐招提寺(唐招提寺金堂・舎利殿・礼堂が映ります。)
浮見堂
浮見堂蓬莱橋(御前様「バター」発言)
奈良ホテル(寅さんが御前様父娘を送迎)
京都府
宮津市:天橋立(登と啖呵売)
映画に出てくるグルメ
ホテルのフルコース(さくらのお見合いの席で、寅さんが馴れないフォークとナイフでフルコースと挌闘。)
キャスト
渥美清、光本幸子、志村喬、倍賞千恵子、笠智衆、森川信、前田吟、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、津坂匡章(現:秋野太作)、関敬六ほか。
スタッフ
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次、森崎東
- 原作:山田洋次
- 音楽:山本直純
- 撮影:高羽哲夫
- 美術:梅田千代夫
作品データ
- クレジット:(c)1969 松竹株式会社
- 製作年:1969年
- 公開日:昭和44(1969)年8月27日
- 製作国:日本
- 配給:松竹株式会社
- 上映時間:91分
- 映倫区分:G
- 受賞歴:第24回毎日映画コンクール・監督賞/山田洋次(1969年)、キネマ旬報BEST10第6位(同)、同・男優賞/渥美清(同)、シナリオ作家協会シナリオ賞/森崎東(同)、第20回芸術選奨・文部大臣賞/山田洋次(同)
- オフィシャルサイト:http://www.tora-san.jp/index.html
ゆかりの地図
法隆寺 |
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