男はつらいよ 第18作 寅次郎純情詩集
長野県上田市、新潟県六日町

作品の概要

旅芝居「不如帰」の名台詞「人間は何故死ぬのでしょう?」に感じ入り、パトロンを気取る寅さんの前半の描写。満男の産休教師・柳生雅子(檀ふみ)の母・綾と寅さんが心を通わす日々の美しさ。
人間にとって、生る希望とは何か? 寅さんとさくらの兄妹愛が、ヒロインのはかない人生に明るい灯をともす。
日本映画を代表する名女優・京マチ子が、薄幸のマドンナ綾を好演。ラスト、柴又駅でのさくらと寅さんの会話が深い印象を残す。

 

『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』
DVD発売中 ¥3,990(税込)
発売・ 販売元:松竹
(c)1976 松竹株式会社
 
 

ストーリー

長野県上田市の別所温泉で、馴染みの坂東鶴八郎一座に大盤振る舞いをして、警察ホテルのご厄介となった寅さん。
あきれ顔のさくらの迎えに、猛反省をしてまともな人間になろうと決意したのも束の間、帰宅してすぐに、美しい柳生綾(京マチ子)に逢ってからは、おなじみのパターンとなる。
不幸な半生を送って来た綾は、不治の病で余命幾ばくもない。そんな綾を寅さんは懸命に励ます。周囲の心配をよそに、さくらだけは寅さんの味方をするが…

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

第18作では寅さんが長野県上田市の別所温泉や塩田平、新潟県の六日町などを訪れています。

ロケ地

長野県上田市・別所温泉
北向観世音前(坂東鶴八郎一座公演)
旅館いづみ屋(一座に宴会をすすめる)
別所警察(さくらが迎えにいく)

長野県上田市・塩田平
前山寺(あんぱんを食べる)
上田電鉄別所線(赤ん坊をあやす)

東京都文京区
根津神社(クジラ尺の啖呵売)

新潟県六日町
清水分校(雅子と再会)

映画にちなんだもの・グルメ

芋の煮っころがし(綾がとらやで「芋の煮っころがし」を食べる。)

クジラ尺(根津神社で啖呵売をするのがクジラ尺。クジラ尺は、かつては着物の仕立てに使われた計算方法。)

歌「むしのこえ」「故郷の人々」「讃美歌320番 主よ身許に近づかん」

キャスト

渥美清、倍賞千恵子、京マチ子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、笠智衆、中村はやと、岡本茉利、吉田義夫、梅津栄、永六輔、檀ふみ、浦辺粂子、ほか

スタッフ

作品データ

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長野県上田市別所温泉

長野県上田市別所温泉
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