男はつらいよ 第44作 寅次郎の告白

鳥取県鳥取市・倉吉市・鳥取砂丘・岐阜県奥恵那峡

作品の概要

高校三年となった泉が、就職・母親の再婚と、身近だが深刻な問題に直面する。家出をした泉は、鳥取で懐かしい寅さんの優しさに触れる。

一方の満男は、泉への想いだけは強いが、彼女の抱えている問題をどうすることもできない。

青春ドラマとしての「満男シリーズ」第三弾は、かつて訳ありだった艶っぽい女将・聖子と寅さんの微妙な関係が描かれている。さくらと博の心配は、寅さんから満男へと大きくシフトしている。危なっかしい甥っ子を寅さんは、温かく見守る。

『男はつらいよ 寅次郎の告白』
DVD発売中 ¥3,800(税抜)
発売・ 販売元:松竹
(c)1991 松竹株式会社

DVD・ブルーレイ

ストーリー

及川泉(後藤久美子)が、楽器店への就職を希望し、上京する。しかし、父母の離婚や、母・礼子(夏木マリ)が水商売ということが障壁となる。どうすることも出来ない満男は歯がゆい。

泉が名古屋へ帰ると、母の再婚問題が彼女を悩ませる。家出をした泉が出した手紙をみて、あわてて満男は鳥取へ向かう。その頃、泉はなんと寅さんと再会。鳥取砂丘で満男と合流した三人は、寅さんの昔なじみの料亭“新茶屋”へ、女将・聖子(吉田日出子)を訪ねるが・・・

地域ばなし

第44作では、鳥取県鳥取市・倉吉市・鳥取砂丘・岐阜県奥恵那峡などを寅さんが訪れています。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

鳥取県鳥取市
若桜町(鳥取しゃんしゃん傘まつり)
若桜町若桜橋(八東川にかかる若桜橋の近くでバイをする)
河原町・新茶家(昔なじみの聖子(吉田日出子)と再会)
鳥取駅(寅さんが泉と満男を見送る)

倉吉市
打吹公園(泉がブラスバンド部の練習をみて高校時代を思い出す)
白壁土蔵群(そこの駄菓子屋にお世話になる泉・寅さんとバッタリ再会)

高郡気高町
魚見台付近(現・鳥取市:泉と寅さんを乗せた車が国道9号線を走る)

鳥取砂丘(満男が泉を待っている)

八東川河畔(泉と満男が朝の散歩)
鳥取県千代川堤防近く出合橋バス停(寅さんたちを聖子が見送る)

八頭郡八頭町
若狭鉄道安部駅(寅さんが公衆電話で柴又に電話)

岐阜県
恵那郡蛭川村(現・中津川市:木曽川にかかる鉄橋)
落合川駅(バスに乗り遅れる)
奥恵那峡下り乗船場(遊覧船に乗り遅れる)
恵那峡(夫婦の船に便乗させてもらう)

蛭川村安弘見神社・花馬奉納(バイをする)

北恵那鉄道の廃線跡の鉄橋(落合川に架かる:冒頭のシーン)

映画にでてくる地域の料理・地場産品

あんぱん・豆腐(傷心の泉が訪れた鳥取県倉吉市の白壁土蔵群の駄菓子屋で、あんぱんを求め食べていると、そこのおばあちゃん(杉山とく子)が、一緒に夕食を食べようと言ってくれる。おばあちゃんに頼まれて、泉は豆腐を買いにゆく。)

ぶどう(寅さんが鳥取から、季節の便りとともに送ったのが葡萄。タコ社長が「葡萄酒」にしようとする)

キャスト

渥美清、吉岡秀隆、倍賞千恵子、後藤久美子、吉田日出子、前田吟、下條正巳、三崎千恵子、太宰久雄、佐藤蛾次郎、夏木マリ、津嘉山正種、山口良一、関敬六、渡辺夏樹、杉山とく子、笹野高史ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

鳥取砂丘
鳥取県鳥取市浜坂1157−1
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