石巻市立湊小学校避難所

宮城県石巻市

作品概要

家族を失くした人たちが、ここで大きな家族になった。避難所閉鎖までのヒューマン・ドキュメント。

 

2011年3月11日。東日本大震災。
宮城県第二の都市、石巻市の死者・行方不明者は3,779人。ピーク時には5万758人が避難所生活を余儀なくされた。
4月21日。避難所の1つとなった旧北上川に近い湊小学校を藤川佳三監督は訪れた。
監督が、いちばん驚いたのは避難所の底抜けに明るい様子。
でも何日か過ごしてわかったのは、笑顔の奥底にしまいこんだ悲しみの大きさだった。
そして思った。ずっと一緒に過ごさないとわからないことがたくさんあるのではないだろうか。
それから避難所が閉鎖される10月11日まで6ヶ月あまり。そこに泊まり込み、避難者に寄り添いながら、カメラを回した。
それがこの映画だ。

©2012 STANCE COMPANY IN&OUT
2012年8月18日公開
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「石巻市立湊小学校避難所」のできごと

2011年 3月11日 東日本大震災 発生
*石巻市の死者・行方不明者3,779人、半壊以上の建物3万3,378戸
*ピーク時の避難所生活者5万758人

湊小学校に避難したのは約1600人で3階以上に避難 。午後3時49分、津波来襲し、2階に続く階段の途中まで水が襲う。
ライフライン復旧せず、十分な水も食料もない期間が続く 。自衛隊、活動 アメリカ軍、トモダチ作戦 夜中に物資が届く。        
チーム神戸、ヒューマニティファースト、ピースボート、め組ジャパン、 つなプロ、愛知ボランティアセンター、中津川防災市民会議、 チームNADIAなど多数のボランティア団体・個人が支援にくる 。

3月末    給水車がくる
4月16日  「希望の湯」入湯式 民間企業の支援でお風呂が校庭に完成
4月18日  湊小学校に電気が通う 
4月21日  湊小学校 始業式、入学式                       
*藤川(監督)石巻を訪れ、撮影を開始
4月30日  湊小学校PTA説明会  住吉中での学校再開の説明
5月     避難者250人(150世帯)となる
5月5日   子供の日 こいのぼり 縁日
5月7日   ヒューマニティファーストのお別れ会
5月9日   湊小学校 授業再開(住吉中にて)
5月11日  鎮魂式 5月中旬 湊小学校に水道が開通
5月30日  工藤さん家族 横浜へ移住
6月11日  石巻市合同慰霊祭(震災後3ヶ月)
7月9日   愛ちゃん 避難所を出る
7月14日  湊地区意見交換会が開かれる。
7月20日  湊小学校 終業式
7月23日  ゆきなちゃん一家 避難所を出る
7月21日  子供たちの花火大会(校庭)
7月31日/8月1日  石巻川開き祭り(前夜祭7/31、本祭8/1) 灯篭 花火   
8月     避難者数125人(78世帯)に
8月7日   湊小学校 夏祭り
8月23日  石巻漁港 震災後初水揚げ
9月2日   湊小学校PTA相談会 湊小学校の今後についての話し合い 
9月17日  「希望の湯」 閉湯式
9月26日  多目的室の人たち全員避難所を出る
10月    西原さん 福島県の仮設住宅に行く
10月8日  湊小学校 運動会(住吉中にて)                 
10月11日 避難者数0人となる
避難所閉鎖 
11月24日 湊地区 地域説明会が開かれる 居住に関する話 
12月22日 石巻市震災復興基本計画が策定される

支援

助成:
文化芸術振興費補助金

後援:
石巻市、石巻市教育委員会、石巻商工会議所、三陸河北新報社、石巻日日新聞、ラジオ石巻

 

映画に登場する人たち

湊小学校の子供たち、湊小学校教職員のみなさん、NGO Hyumanity First、渡波獅子風流塾、チーム神戸、中津川市防災市民会議、愛知ボランティアセンター、ピースボート災害ボランティアセンター、その子供サイクルぅ、湊小学校に避難していたみなさん、 石巻市湊地区のみなさん、湊小学校にボランティアにきたみなさん、他。

スタッフ

監督・撮影:藤川佳三
プロデューサー:坂口一直、瀬々敬久
編集:今井俊裕
整音:黄 永昌
音楽:CICALA-MVTA、Pnoom
撮影協力:森元修一、瀬々敬久、今井俊裕、植田智道、藤田功一
映像提供:阿部浩一、CUT SQUARE AOKI
協力:高橋徳男、阿部慶吾、遠藤裕昭、阿部一也、石川昌志、インターセプター
タイトル:東海林 毅

作品データ

ゆかりの地図

石巻市立湊小学校避難所
38.442615,141.306152

 

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