硫黄島からの手紙

硫黄島(日本)・カリフォルニア州マリブ・ロサンゼルス(アメリカ)・サンドビック(アイスランド)

作品の概要

最後の最後まで生き延びて、本土にいる家族のために一日でも長く島を守り抜け―。

アメリカ留学の経験を持ち、親米派でありながらアメリカを最も苦しめた指揮官として知られる知将・栗林忠道中将。
彼が家族に宛てた手紙をまとめた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』を基にクリント・イーストウッド監督が映画化。
本土防衛最後の砦として、死を覚悟しながらも一日でも長く島を守るために戦い続けた男たちの悲壮な最期を見つめる。

主演は渡辺謙、共演に二宮和也、伊原剛志、加瀬亮ほか。
硫黄島での戦いを日米双方の視点から描く2部作の『父親たちの星条旗』に続く第2弾。

 

『硫黄島からの手紙』
DVD発売中¥1,500(税込)
販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
(c) 2006 Warner Bros. Entertainment Inc. and Dream Works LLC.

ストーリー

2006年、硫黄島。
地中から数百通もの手紙が発見される。
それらは、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。

戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将(渡辺謙)が降り立った。
アメリカ留学の経験を持つ栗林は、軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。
その進歩的な言動は古参将校たちから反感を買ったが、一方でロサンゼルスオリンピック馬術競技金メダリストの“バロン西”こと西竹一中佐(伊原剛志)のような理解者も増えていった。
上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷(二宮和也)も、そんな栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。

そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく。
硫黄の臭気が立ち込め、食べ物も飲み水も満足にない過酷な灼熱の島で掘り進められる地下要塞。
「死ぬな」と命じる栗林の指揮のもと、5日で終わると思われた硫黄島の戦いは36日間にも及ぶ歴史的な激戦となる・・・。

地域ばなし・プロダクションノート

スタジオはカリフォルニア州バーバンク(Burbank)のワーナーブラザーズ・バーバンクスタジオ(Warner Brothers Burbank Studios)が使われました。
実際の硫黄島や、硫黄島に見立てたアイスランドのサンドビックのほか、カリフォルニア州でロケが行われました。

本作の戦闘シーンは、『父親たちの星条旗』の制作中にアイスランドのサンドビックで撮影されました。
『父親たちの星条旗』でもサンドビックでロケが行われ、硫黄島での戦闘シーンが撮影されています。

映画のストーリー上の舞台は、太平洋戦争末期の硫黄島、大宮、アメリカ、2006年の硫黄島ほかです。

ロケ地

日本
東京都
小笠原村硫黄島

アメリカ合衆国
カリフォルニア州
マリブ(Malibu)W・パシフィックコーストハイウェイ(W. Pacific Coast Highway)35000のレオキャリロ・ステートビーチ(Leo Carrillo State Beach)
ロサンゼルス(Los Angeles)
ヤーモ(Yermo)オデッサキャニオン(Odessa Canyon)
サンタクラリタ(Santa Clarita)

アイスランド
南西アイスランド地方
サンドビック(Sandvik:硫黄島)

映画にちなんだもの

手紙
スケッチブック、鉛筆(栗林中将がスケッチを描く)

支援

アメリカ国防総省、日本防衛庁、石原慎太郎東京都知事、東京ロケーションボックスなど。
小笠原村、マリブ、ロサンゼルス、ヤーモ、サンタクラリタ、サンドビックのみなさまほか。

キャスト

渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、松崎悠希、中村獅童、NAE(裕木奈江)、ルーク・エバール、マーク・モーゼス、ロクサーヌ・ハート、尾崎英二郎ほか。

スタッフ

作品データ

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東京都小笠原村・硫黄島
東京都小笠原村硫黄島
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