山形県鶴岡市・長野県長野市・茨城県常総市・つくばみらい市・兵庫県姫路市
作品の概要
時は江戸時代。 東北の小藩、海坂に暮らす組頭の一人娘・以登は今、自らの意思で剣を手に取り、戦いの場に向かおうとしていた。 卑怯な罠に落ちた下級武士のかたき討ちを果たすために。 それも、たった一度、竹刀を交えた男のために・・・。 原作は、『たそがれ清兵衛』(2002)、『隠し剣 鬼の爪』(2004)、『蝉しぐれ』(2005)、『武士の一分』(2006)、『山桜』(2008)と、数々の時代劇作品の原作者として知られる藤沢周平。 『花のあと』 |
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ストーリー
時は江戸時代、舞台は東北の小さな藩、海坂。
満開の桜の下、以登(北川景子)は、身分は下級ながら藩随一の剣士である江口孫四郎(宮尾俊太郎)と出逢う。
自らも男に劣らぬ剣を遣う以登は数日後、父の許しを得て、ただ一度だけ孫四郎と竹刀を交える。
激しく竹刀を打ち合いながら、以登の胸を焦がしていたものは、生まれて初めて感じる熱い恋心だった。
しかし、以登には家の定めた、片桐才助(甲本雅裕)という名の風采の上がらぬ許嫁がいた。
意に沿わぬ人と結ばれゆく自分の運命に抗うことなく、以登は静かに孫四郎への思いを断ち切り、江戸に留学している才助の帰りを待ち続ける。
だが、数ヶ月後、海坂に冷たく白い雪が降り始めた頃、以登の元に突然の報が舞い込んだ。
藩の重鎮である一人の男から謀られた孫四郎が、窮地に陥った末、ひたむきさゆえに自ら命を絶った、と。
あまりにも卑劣な行為に、以登は剣を手にしていた。
孫四郎との思い出のため、人として守るべき「義」を貫くために・・・。
地域ばなし
舞台は原作者・藤沢周平の故郷の山形県で、ロケの多くも山形県鶴岡市で行われました。
藤沢周平は現在の鶴岡市出身です。
本作の舞台の山形県で先行上映されました。
映画のストーリー上の舞台は、奥羽の国・海坂藩(庄内藩がモデルといわれている架空の藩)です。
ロケ地
山形県
鶴岡市の鶴岡公園(花見)・致道館・玉川寺(お茶の稽古)・羽黒山斎館
月山(遠景)
長野県
長野市松代
茨城県
常総市の坂野家住宅
つくばみらい市のワープステーション江戸
兵庫県
姫路市の姫路城
静岡県
小山町
映画にでてくる地域の料理・地場産品
つるおか映画ロケ地めぐり(山形県鶴岡市観光連盟)
支援
撮影協力
鶴岡市、鶴岡市教育委員会、映画「花のあと」鶴岡ロケ支援実行委員会、出羽三山神社、玉川寺、HOTEL STAY IN 山王プラザ、ながのフィルムコミッション、長野市教育委員会、松代文武学校、松代城址、常総フィルムコミッション、風土博物館坂野家住宅、姫路フィルムコミッション、国宝姫路城ワープステーション江戸、小山町フィルムコミッション、小山町観光協会、小山町商工会、NPOまち再生ネットふじおやま、玉穂総有財産管理組合、ROCKY
鶴岡市の皆さん、長野市の皆さん、ながのフィルムコミッションサポーターズクラブ、信州大学体育会剣道部、長野県松代高等学校剣道部、劇団13月のエレファント、つくばみらい市エキストラの会、オフィスオーパ、麗タレントプロモーション、いと、まほろばなど。
特別協力:遠藤展子、遠藤崇寿
企画協力:文藝春秋
助成:文化芸術振興費補助金
キャスト
北川景子、甲本雅裕、宮尾俊太郎、相築あきこ、佐藤めぐみ、市川亀治郎、伊藤歩、柄本明、國村隼ほか。
語り:藤村志保
スタッフ
- 監督:中西健二
- 脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
- 製作:川越和実、尾越浩文、亀山慶二、遠藤義明
- エグゼクティブプロデューサー:河野聡、上田めぐみ、大芝賢二、町田智子
- プロデューサー:森谷晁育、芳川透、松井俊之、小久保聡
- 原作:藤沢周平
- 音楽:武部聡志
- テーマソング:「花のあと」一青窈
- 撮影:喜久村徳章
- 照明:長田達也
- 美術:金田克美
- 衣装:松田和夫
- 録音:武進
- 編集:奥原好幸
作品データ
- クレジット:(c)2009「花のあと」製作委員会
- 製作年:2009年
- 公開日:2010年3月13日
- 製作国:日本
- 配給:東映
- 上映時間:107分
- 製作委員会:バンダイビジュアル、ポニーキャニオン、テレビ朝日、山形テレビ、日楽堂、アサツー ディ・ケイ、朝日新聞社、デスティニー
- オフィシャルサイト(リンク):http://www.hananoato.com/
ゆかりの地図
山形県鶴岡市・鶴岡公園 |
山形県鶴岡市馬場町 |