東京都国立市・多摩市・日野市、神奈川県川崎市
作品概要
©2019「静かな雨」製作委員会 / 宮下奈都・文藝春秋
カーテン越しの朝の光、川面のきらめき、雨の街灯・・・。
移ろいゆく“光”を印象的に用いた美しい映像とサウンドによって、一日一日を大切に生きるふたりの姿を瑞々しく描き出す。
静かで、美しく、切なくも愛おしいラブストーリー。
ストーリー
たとえ記憶が消えてしまっても、ふたりの世界は少しずつ重なりゆく。
大学の研究室で働く、足の悪い行助は、“たいやき屋”を営むこよみと出会う。だがほどなく、こよみは事故に遭い、新しい記憶を短時間しか留めておけなくなってしまう。
こよみが明日になったら忘れてしまう今日という一日、また一日を、彼女と共に生きようと決意する行助。絶望と背中合わせの希望に彩られたふたりの日々が始まった・・・。
予告編
予告編配信の使用許諾権:地ムービー
地域ばなし・プロダクションノート
本作品は、多摩地域でロケーション撮影されています。
中川龍太郎監督は、原作「静かな雨」を読んだ時に「世界観が美しいと思ったと同時に、映像的な作品という風には思えず、そこが難しいと思い、そんな中で思い付いたアイディアが、これを1つのおとぎ話として作ること。東京の多摩地域を舞台に作れば成立するかなと思った。」とコメントしています。
本作品の音楽は、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)・『未来のミライ』(2018)等の映画音楽を手掛けた高木正勝さんです。映像全編をノンストップで流して即興で音楽を作る、という手法で本作に臨んでいます。透明感ある豊かな音楽が、繊細かつドラマチックに作品の世界観を支えています。
ロケ地
東京都
国立市:
多摩市:
日野市::明星大学
神奈川県
川崎市:多摩区、小田急線読売ランド前駅界隈、パチンコランド
映画にちなんだもの
記憶、川、川面、光、招き猫、パチンコ屋、九州、黄砂、折り鶴、ピアノ、マフラー、ミシン、絵画、版画、ザリガニ釣り、記憶、考古学、リスボン、リス、クルミ(胡桃)
映級グルメ
映画に出てくるグルメ:
たい焼き(鯛焼き)、つぶあん、ブロッコリーとツナのサラダ、クリームシチュー、しめじとベーコンのペペロンチーノ(パスタ・スパゲッティ)、ベーコン、目玉焼き、トースト、りんご飴、コーヒー、やきいも(焼き芋)、ブロッコリー
支援
ロケーション協力:国立市フィルムコミッション、他。
協力:文藝春秋
キャスト
仲野太賀、衛藤美彩、三浦透子、坂東龍汰、古舘寛治、川瀬陽太、村上淳、河瀨直美、萩原聖人、でんでん
スタッフ
監督:中川龍太郎
脚本:梅原英司、中川龍太郎
原作:宮下奈都『静かな雨』(文春文庫刊)
チーフプロデューサー:和田丈嗣
プロデューサー:藤村駿、木ノ内輝
アシスタントプロデューサー:新井悠真、石森剛史
ラインプロデューサー:保中良介
音楽:高木正勝
撮影:塩谷大樹 美術:安藤秀敏、菊地実幸
照明:西尾慶太
録音:伊豆田廉明
音響効果:小林孝輔
ヘアメイク:榎本愛子 スタイリスト:都甲真名美
編集:田巻源太
助監督:近藤有希
監督補佐:佐近圭太郎
制作担当:久保田辰也
スチール:四方花林
作品データ
- クレジット:©2019「静かな雨」製作委員会 / 宮下奈都・文藝春秋
- 製作年2019年
- 公開日:2020年2月7日よりシネマート新宿ほか全国順次公開
- 製作国:日本
- 配給:キグー
- 上映時間:99分
- 映倫区分:G
- 受賞歴等:第20回東京フィルメックス観客賞受賞
- オフィシャルサイト: https://kiguu-shizukana-ame.com/
ゆかりの地図
読売ランド前 |
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