アジアの天使

カンヌン市、ソウル市、クリ市、トンへ市(韓国)、日本

作品概要

©2021 The Asian Angel Film Partners

韓国産のワカメで一攫千金をもくろむ兄弟と弟の息子。両親の墓参りに向かう兄・姉・妹の三きょうだい。日本人3人と韓国人3人、ソウルから江原道(カンウォンド)へと走る列車で巡り会った二つの家族は、一台のおんぼろトラックに乗って、それぞれの行き先を目指すが……。 それぞれが心に傷を持つ、日本と韓国の家族がソウルで出会い、国を入り交えて新しい家族の形になる魂のロードムービー。
「第12回アジア・フィルム・アワード」で最優秀監督賞を受賞した石井裕也監督が韓国初進出。
95%以上のスタッフ・キャストが韓国チーム、オール韓国ロケ作品。

2021年7月2日公開
上映館案内

 

ストーリー

ひとり息子の学(8)を持つ青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。日本から逃げるように。

「韓国で仕事がある」と兄から告げられていた剛だったが、兄の生活はその日暮らしで貧しく、想像していたものとは違った。ほとんど韓国語も話せない中、怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。

一方、ソウルでタレント活動を行っているが、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかないチェ・ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に心を悩ませていた。

しかし、その時彼らはまだ知らない。 事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち ── どん底に落ちた2つの家族が共に運命を歩んでいき、奇跡を目の当たりにすることを・・・。

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

地域・建築ばなし・プロダクションノート

石井裕也監督は撮影前の半年間、韓国で暮らしながら撮影準備を行っています。

2020年2月22日にクランクイン、3月24日にクランプアップ、オール韓国ロケの作品です。

韓国に来て兄と出会う事務所はソウル市内にある四佳亭(サガジョン)という町にあります。

剛とソルと初めて会話をする市場のようなマーケットは、ソウル市ウンピョン(恩平)区にあるヨンソ(延曙)市場(Yeonseo Market)です。

旅の目的地となる海沿いの町、韓国の江原道(カンウォンド)は、パク・ジョンボムさん(映画監督、本作のプロデューサー)の故郷です。

劇中に登場する「墨湖(ムッコ)駅」は海沿いの街・江陵市(カンヌン)の南、東海市(トンヘ)にあります。

異国の地で撮影に挑んだ石井監督は、言葉と文化の壁から生まれる噛み合わない会話やコミュニケーションのすれ違いを、劇中で時にコミカルな掛け合いとして演出し、相互理解への高いハードルを描く中にも心地良いユーモアの流れる空気感を創り出しています。

ロケ地:都市・地域・施設(建築物・土木構造物)

韓国
ソウル市:ドゥータモール(Dongdaemun Doota mall)、中浪区オフィス(Jungnang-gu Office)、ソウル風物市場(Seoul Pungmul Market)、シェイクシャック東大門店(Shake Shake burger,Dongdaemun)、ヨンソ(延曙)市場(Yeonseo Market)、江南区オフィス(Gangnam-gu Office)

クリ市(九里市):Guri Traditional Market

カンウォンド(江原道)

カンヌン市(江陵市):セント ジョンズ ホテル(St. John’s Hotel)、コンビニ(GS25,Gangneung IC)、鏡浦海辺(Gangneung Sageunjin Beach road)、ホ・ギュンとホ・ナンソロン記念公園(Memorial Park for Heo Gyun and Heo Nanseolheon)

トンヘ市(東海市):ムッコ駅(墨湖駅)、Mukho Elm Valley

映画にちなんだもの

日韓関係、メクチュ・チュセヨ(ビールください)、サランヘヨ(愛してる)、言葉、日本語、韓国語、英語、癌、搾取、海岸、アジア人風のオジサン天使」、教会、コスメ、ワカメ、ロードムービー、歌手、小説家

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:
韓国の缶ビール(カス・フレッシュ)、韓国料理、キムチ、チーズタツタカルビ、韓国のお酒、ミカン、ミネラルウォーター,中国料理、カップ麺、白米、ごはん、オイキムチ

支援

Location Cooperation:
St. John’s Hotel,Gangneungvv、S-Oil Paektu Mountain oil station、Dongdaemun Doota mall、Jungnang-gu Office、Korail、GS25,Gangneung IC、Seoul Pungmul Market、Nuri Dream Square、Gangnam-gu Office、For U、HiCC Ent.、Shake Shake burger,Dongdaemun、Dragon arcade、Yeonseo Market、Guri Traditional Market、Ediya Cafe、Donghae Cheongok、Raewon Chinese restaurant、Picasso Hotel、Chocolate Motel、Pungho Village、Obong Reservoir、Janghyeon Reservoir、Paektu Mountain rest area,Hongcheon、Donghae Bus、Topsten Hotel、Chodang-dong Hanok house、Heo Gyun and Heo Nanseolheon Memorial Park、Samhwa Community Security Center、Kim’a family gravesite、Mukho Elm Valley、Gangneung Gangmun Beach road、Gangneung Sageunjin Beach road、Beemong Studio、Rokyoung Dado、Maison Aniique、Baxter Studio

キャスト

池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ、キム・イェウン、佐藤凌、芹澤興人

スタッフ

監督:石井裕也
脚本:石井裕也
エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕
プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン
音楽:パク・イニョン
撮影監督:キム・ジョンソン

作品データ

ゆかりの地図

ヨンソ(延曙)市場
ヨンソ(延曙)市場

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