ヒトラーに盗られたうさぎ

ベルリン・ミュンヘン(ドイツ)、プラハ(チェコ)、ソグリオ(スイス)

作品概要

© 2019, Sommerhaus Filmproduktion GmbH, La Siala Entertainment GmbH, NextFilm Filmproduktion GmbH & Co. KG, Warner Bros. Entertainment GmbH

世界的な絵本作家ジュディス・カー自身の実体験をもとに描いた自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」を『名もなきアフリカの地で』(2001)で第75回アカデミー賞®外国語映画賞を受賞したカロリーヌ・リンクが監督。ヒトラー台頭による恐怖政治から逃れるため故郷ベルリンを離れ、スイス・フランス・イギリスへ過酷な亡命生活を強いられることになる9歳の少女アンナの逞しい生き方を通して家族の絆を深め、生きる希望を見出していく。

2020年11月27日公開
上映館案内

 

ストーリー

1933年2月。ベルリンに住む9歳のアンナは、兄のマックスや友人とともにカーニバルを楽しんでいた。しかし、同じ夜クラシックのコンサートに行く準備をしていたはずの両親はなぜか出掛けないまま、深刻な顔で話し込んでいた。翌朝アンナは「家族でスイスに逃げる」と母から突然告げられる。ユダヤ人で新聞やラジオでヒトラーへの痛烈な批判を展開していた辛口演劇批評家であるアンナの父は、“次の選挙でヒトラーが勝ったら反対者への粛清が始まる”という忠告を受けており、ヒトラーの勝利が現実味を帯びてくるにつれ密かに亡命の準備を始めていた。住み慣れた家を離れる際「持ち物は一つだけ」と母に告げられたアンナは、大好きな“ピンクのうさぎのぬいぐるみ”、そしてお手伝いさんのハインピー、食卓、書斎、ピアノ、台所…一つ一つに別れを告げる。それは、それまで何不自由なく暮らしていた彼女の平和な家族の風景が一変し、この日を境に過酷な逃亡生活へと足を踏み入れていく始まりでもあった…。

予告編

予告編配信の使用許諾権:地ムービー

地域ばなし・プロダクションノート

劇中に、チェコスロバキア、プラハ、スイス、ライプチヒ、シュツットガルト中央駅、チューリッヒ、ベルリン、パリ、エッフェル塔、セーヌ川、オーストリア、ロンドン、などの地名が出てきます。

ベルリン・ミュンヘン(ドイツ)、プラハ(チェコ)、ソグリオ(スイス)などでロケーション撮影されました。

ロケ地

ドイツ(Germany)
ベルリン(Berlin)

バイエルン州(Bavaria)
ミュンヘン(Munich)

バーデン・ビュルテンベルク州
ボーデン湖(Bodensee)

チェコ(Czech Republic)
プラハ(Prague)

スイス(Switzerland)
ゾグリオ(Soglio)

映画にちなんだもの

ナチスドイツ、ユダヤ人、亡命、ももいろうさぎのぬいぐるみ、グランドピアノ、ハーケンクロイツ(鉤十字)、初版本、焚書(ふんしょ)、通学カバン

映級グルメ

映画に出てくるグルメ:
ソーセージ、ポテト、マスカット、ビール、溶けたチーズ、苺ケーキ、白ワイン、アメ玉(飴玉)、卵、エスカルゴ(カタツムリ)、バゲット、チョコレートケーキ、ポテトスープ、リキュール、シャンパン

キャスト

リーバ・クリマロフスキ、オリバー・マスッチ、カーラ・ジュリ、マリヌス・ホーマン、ウルスラ・ベルナー、ユストゥス・フォン・ドーナニーユ、アンヌ・ベネント、ベンヤミン・サドラー

スタッフ

監督:カロリーヌ・リンク
脚本:カロリーヌ・リンク、アナ・ブリュッゲマン
製作:ヨヘン・ラウベ、ファビアン・マウバッフ
原作:ジュディス・カー
音楽:フォルカー・ベルテルマン
撮影:ベラ・ハルベン
編集:パトリシア・ロメル

作品データ

ゆかりの地図

ソグリオ
Soglio

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