北の零年

北海道夕張市・新ひだか町・浦河町・浦幌町

作品の概要

明治維新の混乱期。
新政府の命令で、故郷を追われる人々。
彼らは未踏の大地、北海道で新たな国づくりに燃えた。

 

史実を背景に壮大なスケールで描いた愛とロマンの物語。厳しい自然と戦いながらたくましく生きていく姿を描く。

『北の零年』
DVD発売中¥3,990(税込)
発売元:東映ビデオ
(c)2005「北の零年」製作委員会

ストーリー

時は明治4年。
淡路に暮らす稲田家の人々は明治政府から、北海道・静内への移住を命じられる。

海を渡り、北海道へ辿り着いた総勢546名の移民団。
彼らは自分たちの新しい国を建設するとの希望を胸に、凍てつく原野に立ち向かう。
移民団の中心的存在である小松原英明(渡辺謙)の妻、志乃(吉永小百合)も、慣れない新生活に苦労していた。
しかし、弱音を吐くことなく前向きな気持ちを持ち続けていた。

やがて英明は酷寒の地でも育つ稲を求めて、一人札幌へと旅立つ。
しかし、志乃と娘の多恵(大後寿々花)が待てど暮らせど英明は帰ってこない。
ついに志乃と多恵は、英明を探すため札幌へと向かう・・・。

地域ばなし

北海道夕張市にロケセットが作られ、撮影されました。
他に静内町(現新ひだか町)、浦河町、浦幌町などで撮影され、北海道、夕張市、静内町(当時)、浦河町が大きく支援しています。

地域でおこったエピソード

北海道の寒さの厳しさをリアルに描くために、悪天候の日が格好の撮影日和になりました。
(本当に吹雪の激しかった日は、テントも飛ばされるほどでした。)

「映画のセットを残してほしい」という要望があったことから、「殿の屋敷」や「志乃の家」等のロケセットの一部が「石炭の歴史村公園」内の「北の零年 希望の杜」に保存されました。そのオープニングセレモニーは平成17年9月3日に行われ、吉永小百合さんらがエゾヤマザクラの植樹をしました。

それからおよそ2年後の平成19年6月3日、吉永小百合さん、石田ゆり子さん、北海道の高橋知事、それから夕張市の子供たちらによる3度目の植樹が行われました。ちなみに、植樹の資金には、NPO法人ゆうばり観光協会に贈られた支援金の550万円の一部が使われました。

なお、本作品は2005(平成17)年1月8日、夕張市・静内町・浦河町で先行公開されています。

映画のストーリー上の舞台

明治初期の淡路、北海道静内ほか。

ロケ地

北海道
夕張市
鹿島(開拓使出張所、診療所、駅逓、殿の屋敷、馬小屋など)
真谷地炭鉱露天掘り跡地
シューパロ湖

浦河町
向陽園
日本中央競馬会日高育成牧場(ラストシーン)

静内町(現新ひだか町)
北海道大学静内研究牧場

浦幌町
厚内地区(上陸シーン)

映画にちなんだもの

浄瑠璃
花柄の着物(多恵が着物を切って枯れ木に結び付け、「淡路の花」に見立てて雄之介に見せる)

支援

北海道、夕張市、静内町(現新ひだか町)、浦河町

淡路人形座、北海道大学静内研究牧場、JRA日本中央競馬会日高育成牧場、東京都多摩動物公園、北海道開拓記念館、アイヌ民族博物館など。

北海道ロケーションサービス、さっぽろフィルムコミッション、NPO法人ゆうばり観光協会、浦幌町、飯山市、高山村など。

夕張市のみなさん、静内町のみなさん、浦河町のみなさん

全国農業協同組合中央会推薦
文化庁支援

キャスト

吉永小百合、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石田ゆり子、香川照之、石原さとみ、吹越満、奥貫薫、石橋蓮司ほか。

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

夕張市・鹿島 夕張市・石炭の歴史村
北海道夕張市鹿島北栄町
北海道夕張市高松
浦河町・日本中央競馬会日高育成牧場 浦幌町・厚内
北海道浦河郡浦河町字西舎535−13
厚内駅(北海道)

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