地雷と少年兵

ブラーバンド(Blaavand)(デンマーク)

作品概要

© Danish Film Institute

本作はフィクションであるが、史実をベースにしている。脚本家としても実績のあるザンドヴリエット監督は、アルコール依存症からの復帰を期す人気女優(『Applause』)や、タイに妻を求めに行く孤独なボディービルダー(『Teddy Bear』/脚本参加)など、特異な人物像の造形に長けている。新作では、良心の痛みと葛藤する指揮官と、背負わされた罪の重さを自覚しながら明日を夢見る少年たちを描く脚本を、3年がかりで完成させた。少年兵を全員新人が演じていることや、死の恐怖と残酷なコントラストをなす美しい海岸線が、実際に地雷が撤去された場所で撮影されたことなどが映画のリアリティを高めている。

第28回東京国際映画祭
映画祭上映

ストーリー

1945年5月、終戦の数日後を舞台に、ドイツ兵捕虜がデンマークにどのように連行され、ドイツ占領軍が西海岸沿いにばら撒いた200万個の地雷を除去する作業をどのように強いられたかを描く。
その危険な作業を行う衰弱した捕虜を監督するカール・レオポルド・ラスムッセン軍曹。他の多くのデンマーク人と同じく、彼も5年間に及ぶドイツ占領下の過酷な生活により、ドイツ人に対して深い憎しみを抱いていた。

地域ばなし

第二次大戦中にデンマークの海岸に埋められた地雷の数は2百万個に上り、戦後にその処理で900人が亡くなりました。

ロケ地

デンマーク
バーデ(Varde)
ブラーバンド(Blaavand)

映画にちなんだもの

地雷、伸管、ジープ、セルロイド人形

映級グルメ

パン、ジャガイモのスープ

キャスト

ローラン・モラー、ミケル・ボー・フォロスゴー、ルイス・ホフマン

スタッフ

作品データ

ゆかりの地図

ブラーバンド(Blaavand)
55.562559,8.168625

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