少女は自転車にのって

リヤド(サウジアラビア)

作品概要

2014年アカデミー賞外国語映画賞 サウジアラビア代表
ヴェネチア国際映画祭をはじめ、各国映画祭で受賞&世界中が喝采。
サウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスールが描く感動の鮮烈デビュー作。

 

『少女は自転車にのって』
発売/販売:アルバトロス、税抜価格:¥3,800、
(c) 2012, Razor Film Produktion GmbH, High Look Group,Rotana Studios All Rights Reserved.

ストーリー

サウジアラビアの首都リヤドに住む10歳のおてんば少女、ワジダ。
彼女は、男友達のアブドゥラと自転車競走がしたくて、母親に懇願するが、サウジアラビアでは女性が自転車に乗ることさえも良しとしない戒律があるために、全く相手にされない。
そんなある日、雑貨店で綺麗な緑色の自転車を見つけ、どうしても欲しくなってしまったワジダは、自分でお金を貯めていつか手に入れることを誓う。
そして、さっそく手作りのミサンガを学校でこっそり友達に売ったり、上級生の密会の橋渡しのアルバイトをしたりと、必至にアルバイト代を稼ぐ。しかし、自転車代の800リヤルには程遠い。
落胆し、あきらめかけていたそんな時、学校でコーラン暗唱コンテストが行われることになったのだ。優勝賞金はなんと1000リヤル。
コーランは大の苦手のワジダだったが、自転車を買うために迷わず立候補。そして、宗教クラブにも入り、練習を重ね、いよいよ大会当日を迎えるのだが…。

地域ばなし

サウジアラビアでは、今もなお女性に対し、肌の露出や車の運転を禁ずるなど多くの制約があります。
サウジアラビアは映画館の設置が法律で禁じられています。

緑色(グリーン)はコーラン、サウジアラビアの国旗の色で、本作で意識して使われています。

劇中の花火のシーンでは、近所から苦情がくるなど、サウジアラビアでのロケ撮影には多くの制約がありました。

女子校のシーンは、公立は許可がおりないことから、私立でロケ撮影されています。

ロケ地

サウジアラビア
リヤド(Riyadh)

映画にちなんだもの

アッラー、ラジカセ、スニーカー、火山の石、緑色(グリーン)の自転車、ヒジャブ(髪を隠す黒いスカーフ)、アバヤ(アラビア半島の伝統的な民族衣装)、ミサンガ、ケンケンパ、マニュキュア、カセットテープ、コーラン、テレビゲーム、ピタゴラスの定理、サッカーチームのミサンガ、黒い靴、中国製のマグカップ、自転車の補助輪、男だけの家系図

映級グルメ

サンドイッチ、サウジアラビアの料理、パン、チキン、ライス

キャスト

ワアド・ムハンマド、アブドゥルラフマン・アル=ゴハニ、リーム・アブドゥラ、スルタン・アル=アッサーフ、アフドゥ

スタッフ

監督:ハイファ・アル=マンスール
脚本:ハイファ・アル=マンスール
製作:ローマン・ポール、ゲアハート・マイクスナー
音楽:セバスティアン・シュミット
作曲:マックス・リヒター
撮影:ルッツ・ライテマイヤー
美術:トーマス・モルト
衣装:ピーター・ポール
編集:アンドレアス・ヴォドラシュケ

作品データ

ゆかりの地図

リヤド
24.634535,46.722107
]

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