映画人:松岡茉優

クローズアップ

女優:松岡茉優(まつおか まゆ)
(C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会

TX「おはスタ」おはガールを経て女優の道へ。映画『桐島、部活やめるってよ』NHK「あまちゃん」などヒット作での好演が話題になり、2014年はNHK木曜時代劇「銀二貫」ではヒロインを。
KTV-CX「GTO」ではメインキャストを演じ、2015年はNHK土曜ドラマ「限界集落株式会社」(2015年1月31日スタート)、映画『リトル・フォレスト冬・春』『サムライフ』が2月に公開予定。
他方ではCX「オサレもん」やNHK「めざせ!2020年のオリンピアン」ではMCを務めるなど、マルチに活動する期待の若手女優である。

ニュース・コメント

気鋭のベストセラー作家・本多孝好氏が手がけた新感覚アクション巨編小説「ストレイヤーズ・クロニクル」を『アントキノイノチ』の瀬々敬久監督が描き出す映画『ストレイヤーズ・クロニクル』。
鮮烈な映像表現と超実力派俳優たちが高次元の融合を果たし、完全実写映画化され、2015年6月全国公開されます。
この度、新たなキャスト情報として、モモ役=松岡茉優と発表されました。

◎モモ役=松岡茉優コメント
瀬々監督から頂戴したコメント、ちょっと言い過ぎだよと思いながらも嬉しくて、母に送りました(笑)。
『桐島、部活やめるってよ』で佐藤プロデューサーとご一緒させていただいてから、久々に声をかけていただいたのが今まで演じたことのない役柄でキャラクターとしても興味深い設定だったので、感謝しています。
モモは「テンションが高い時」と「非常に現実的な時」の両側面を持った女の子で、逆手にとると 何でもありの役でした。
なので撮影当日、皆さんの演技を見て、どういう風にやろうかと色々考えるのは、その中で何を選択するのかは難しいですけど、その何でもあり感は楽しかったです。

◎監督=瀬々敬久コメント
松岡茉優さんには本当に助けられました。若い出演者が多い中で、ただ一人、円熟の芸域に達していると言ってもよいのが松岡さんでした。
他の人の芝居を確認して、生かし、その中で自分のベストバウトを提示していく姿勢、そして演技力の高さ。
まるで小津安二郎の映画の中の杉村春子のようでした(笑)。
そして、ご本人には決して面と向かっては言えませんが、昭和顔。ホッとさせられます。
芝居の中にも昭和的な情念を発する瞬間が何度もありました。それでいて、勢いがあって、POPで、松岡茉優さんは女優版『椎名林檎』だと密かにずっと思っています。

◎企画・プロデュース=佐藤貴博コメント
松岡茉優とは映画『桐島、部活やめるってよ』を共に戦い、青春を過ごしたいわば「戦友」といっていい、心から尊敬し信頼している俳優です。
今回も脚本作りの段階から、同じく『桐島~』を共に戦った脚本・喜安浩平さんに対して、「モモ」役については松岡茉優が演じると思ってセリフを書いてほしいと依頼していました。
どんなに言いにくそうな難しいニュアンスのセリフも、松岡茉優ならば、そのキャラクターの放つ生きた言葉にしてくれるからです。
『桐島~』の時も、あの早い会話のテンポを作り出していたのは松岡茉優でしたが、今回もアゲハチームの会話のスピード感は松岡が担ってくれています。
特殊能力を持つ若者たちの中で、ファンキーな乗りとその裏側にある哀しさを表現しなければいけない難しい役柄の「モモ」を、我々の期待を上回る表現力で演じてくれました。
「矯正」具を装着するという、セリフ回しにはハンデとなるギミックも乗り越えて、それすらも武器として怪しく面白いキャラクターを作り上げてくれました。
爆笑問題の太田光が『桐島~』を観て、松岡を「怪物級の役者」と評していましたが、松岡茉優の役者としての実力はさらに進化を続け、本作でも爆発しています。
撮影現場でもそのオーラを放っていて、主演の岡田将生クンも年下の松岡に対して、思わず「松岡さん」と敬語で話しかけてしまうほどです(笑)
個性派ぞろいの本作の中でも、さらに異彩を放つ松岡茉優にご期待ください!

映画「ストレイヤーズ・クロニクル」紹介

◎INTRODUCTION:
「MOMENT」、「真夜中の五分前」、「WILL」など多数の作品を発表、独自の世界観を築き上げ、幅広い世代から支持を得る鬼才・本多孝好氏が手がけた新感覚アクション巨編「ストレイヤーズ・クロニクル」が、鮮烈な映像表現と超実力派俳優たちが高次元の融合を果たし、完全実写映画化され、2015年全国公開が決定!
2012月4月に「ACT-1」が刊行され、同年10月に「ACT-2」、翌2013年4月に完結編となる「ACT-3」を発表。デビュー時から「生と死」を主題とした作品が多かった氏が、「今までとは違うものを書く」という言葉通り、生まれながらにして特殊能力をもった若者たちの心の動きや、スピード感のあるバトルシーン、更には、挿絵を漫画家の田島昭宇氏が担当するなど、娯楽性を重視した作品となっている。
哀しき宿命を背負う若き異能者たちと、それに立ちはだかる強烈な存在感を魅せる政治家たち。多くの際立ったキャラクターが登場する群像劇を『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー優秀脚本賞を受賞した喜安浩平がフレッシュにまとめあげ、『ヘヴンズストーリー』(ベルリン映画祭国際批評家賞受賞)や『アントキノイノチ』など、国内外から高く評価される瀬々敬久監督がソリッドな演出で描き出す。

◎STORY:
1990年代の始め、バブル経済に踊る日本で秘密裏にある実験が行われていた。・・・ヒトは自らの意志で進化することが可能なのだろうか・・・。
実験には二つの方法が選択された。一つは両親に強いストレスをかけ生まれた子供に突然変異を促し、極限まで人間の能力を発達させる方法。もう一つは遺伝子操作によって動物や昆虫の能力を持つ子供を生み出す方法。この忌まわしき実験により生まれた二組の若者たちが、20歳になろうとしていた・・・。
視力・聴力・筋力などを異常発達させられた昴(スバル:岡田将生)ら若者たちは、その力の代償として「破綻」と呼ばれる精神崩壊の危険を抱えていた。その「破綻」解消のカギを握る衆議院議員外務副大臣・渡瀬(伊原剛志)からの裏の仕事を、その異能力を活かして渋々解決していた。
そんな時、渡瀬を狙う殺戮集団“アゲハ”が現れる。アゲハもまた異能力者たちだった。同じ宿命を抱えながら闘いあうことになる二組の若者たち。
戦いの過程で彼らの出生の秘密が、人類進化の鍵であることをつかむ。
しかし、それは同時に人類滅亡につながる危機も内包していることが判明する。彼らを利用しようとするもの、排除しようとするもの。
あらゆる世代、思惑が絡み合いながら、異能力を持った若者たちは戦い傷つけあう。彼らの未来は、そして人類に残された道とはいったい・・・。

◎作品概要:
タイトル:『ストレイヤーズ・クロニクル』
監督:瀬々敬久(『ヘヴンズストーリー』、『アントキノイノチ』など)
原作:本多孝好「ストレイヤーズ・クロニクル」集英社刊
脚本:喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』“第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞”)、瀬々敬久
撮影:近藤龍人(『私の男』『桐島、部活やめるってよ』ほか) 
アクション監督:下村勇二(『GANTZ』、『プラチナデータ』、『図書館戦争』) 
配給:ワーナー・ブラザース映画
クレジット:(C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会

キャスト:岡田将生、染谷将太、成海璃子、松岡茉優、白石隼也、高月彩良、清水尋也、鈴木伸之、栁俊太郎、瀬戸利樹、黒島結菜、豊原功補、石橋蓮司、伊原剛志

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